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2017年05月01日
西岩親方、横綱・稀勢の里を語る / すべらな~い話にも挑戦
■5月1日の放送は・・・
横綱・稀勢の里の現状と 春場所強行出場
夏場所展望
西岩親方の すべらな~い話
この日は『まいどスポーツ』4年連続出演中、
番組における大相撲の御意見番としてもおなじみ
元関脇・若の里/西岩親方をお招きして
横綱・稀勢の里の春場所強行出場での逆転優勝と
ケガの現状、夏場所への期待、
さらには関脇・高安の夏場所での大関取りについて
伺ったほか、番組名物コーナー
「すべらな~い話」にも挑んでいただきました。
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◆ 強行出場と逆転優勝
横綱・稀勢の里の春場所でのケガと強行出場、
逆転優勝の舞台裏について伺いました。
稀勢の里は春場所13日目で日馬富士に敗れ、
「左上腕部の筋損傷」(当初発表)のケガをしました。
それでも稀勢の里は搬送先の病院から
『大丈夫です。
痛みも落ち着いてきました。あした出ます』
と14日目の出場を明言。
ひと晩休んだ翌朝もあらためて出場の意思を示し
西岩親方は「出る以上は頑張れ」と激励。
14日目の鶴竜戦で稀勢の里は一方的に敗れましたが
西岩親方はこの一番を独自の視点で見ています。
西岩 「左が使えなくて負けたわけじゃない。
あの立ち会いをしたら、
元気な時の稀勢の里でも
鶴竜に対して負けていたと思います。
ケガしたことが原因ではなく、
立ち会いに失敗して負けたんだな、
と僕は見たんです。
逆に言うと、左も使えるんじゃないか、
(逆転優勝の)可能性もあるな、と思いました」
松島 「深いですね!」
岩本 「やっぱり、土俵を経験されてる方の意見ですね」
千秋楽の照ノ富士戦は
稀勢の里が本割、優勝決定戦で連勝し
見事、逆転優勝で連覇を達成!
稀勢の里は照ノ富士に対して
先場所まで8連勝中で得意としていることから
『左が使えたら勝てる』と見ていたそうです。
西岩 「やってくれるもんだと思ってました」
岩本 「立ち会い『待った』がかかりましたよね。
やり直して、正面からドーンとぶつかった時に
『どんだけ根性あるんや!』と思いました」
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◆ 稀勢の里の現状と夏場所出場は?
春場所後の春巡業を休場した稀勢の里は
夏場所に出場できるのでしょうか。
ケガをした箇所以外を使う稽古は再開し、
体をぶつけ合う
土俵の上での稽古は、まだ行っていないという
稀勢の里関――。 (放送日時点)
万全な状態で土俵に上がるためには
ひと場所休場してもいい――と考える西岩親方ですが・・・
西岩 「僕が毎日見てる感じとしては
出る可能性が高いと思います」
岩本 「見たい!」
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◆ 関脇・高安 大関昇進なるか
関脇・高安は
初場所(小結)11勝、春場所(関脇)12勝。
大関昇進の【目安】として一般的に
「直前3場所で33勝」といわれ、
高安は夏場所で10勝すれば「3場所合計33勝」に到達。
西岩親方は、
夏場所後の大関昇進の可能性は高いと分析。
西岩 「高安は稀勢の里の3年後輩で、
毎日のように稽古をして、
以前は全く勝てなかったんです。
それがだんだん勝てるようになってきて、
今はもう互角。
調子によっては互角以上の日もあります。
ですので、十分、
大関昇進の可能性がありますね」
岩本 「稀勢の里が同じ部屋の力士を引っ張った
という功績かもしれませんね」
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◆ 西岩親方の すべらな~い話
4年連続で『まいどスポーツ』にご出演の
西岩親方に番組名物企画に挑戦していただきました。
「すべらな~い話」はクジを引く要領で
トークテーマ(お題)が書かれた紙を引いて
そのテーマに沿ったトークを展開。
この日は、2つの“お題”で
親方の夢、意外な素顔が明らかに――。
◆ 10年後
現在40歳(7月で41歳)の西岩親方は、
10年後=50歳の自分が想像できると断言。
今年の春場所で、
親方となって初めての内弟子が入門したことで
現在、田子ノ浦部屋所属の西岩親方は
「一日も早く自分の部屋を持って独立したい」
という夢の実現が近づきました。
西岩 「稀勢の里を間近で見てきて、
優勝、横綱昇進を見てきましたので
10年後、自分の部屋から
そういう力士が出てくれたらいいな、という
目標を持ってやっていきたいですね」
その最初の弟子は、2年前、高校生の時に
西岩親方と初めて対面。
力士になりたい理由を聞かれて
『親孝行がしたい』と答えました。
岩本 「カッコええ!」
西岩 「その場で『よし、わかった。
高校卒業するのを待ってるからな』
と約束をして・・・」
「親」といえば、西岩親方は
今年2月、待望の第1子となる長女が誕生し、
パパになったばかり。
西岩 「ヤバいですね。
自分の子どもは別格ですね。
人生感が変わりました」
松島 「『ヤバい』というのは親方の口から
なかなか出そうにない言葉(笑)」
岩本 「何度か番組に来ていただいてますけど、
きょうが一番、表情がやわらかい。
デレデレやもん」
松島 「娘さんに対して
厳しい父親になってる可能性もありますよね?」
西岩 「ないですね(即答)」
お嬢さんに将来、ボーイフレンドができたら
大変なことになりそうです。
西岩 「毎日、抱っこしながら、
『嫁にいっちゃダメだよ。
ここにいなさい』と」
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◆ 金星
現役時代の金星は2個
( 1998年・九州 若乃花 / 2006年・夏 朝青龍)
思い出に残るのは
最初の金星となる若乃花戦。
当時、若の里(西岩親方)は
若乃花の土俵入りで太刀持ちを務めていたため
対戦はやり辛かったったそうです。
そして、記念すべき初金星を上げた翌日、
横綱に挨拶に行くと
『よかったな。きょうからまた頑張って』
と声をかけられたそうです。
松島 「私生活での金星は?」
岩本 「それは、奥さんにプロポーズして
OKもらった時ですよ。
違いますか、親方?」
西岩 「そうですね」
岩本 「それと娘さんと、金星だらけじゃないですか!」
和やかなムードに包まれたスタジオ。
次のご出演の際には
子煩悩なパパの顔と
新弟子に対する厳しい師匠の顔、
どちらが表情を見せてくれるのでしょうか。
部屋独立の夢も含め
西岩親方の今後、ますます楽しみです。
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投稿者 文化放送スポーツ部 : 2017年05月01日 18:30