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2016年07月25日
リオ逃しても世界一!マラソンランナー 吉田香織選手
■7月25日の放送は・・・
マラソンランナー 吉田香織選手が
リオ五輪 女子マラソンを展望!
そして ガンちゃん、ついに マラソンを走る?!
この日のゲストは、吉田香織選手。
去年2015年「第1回 さいたま国際マラソン」
日本人トップの2位となり
リオデジャネイロオリンピック
女子マラソン日本代表候補となった吉田選手に
リオ五輪の展望を伺ったほか、
今年5月、世界一の称号を手にした
過酷なマラソンイベントのこと、
そして市民ランナーに企画している
ランイベントのことなどをお聞きしました。
トークが盛り上がる中、吉田選手に刺激を受け
走る意欲が沸き上がったガンちゃんが
マラソン挑戦を
ほぼ宣言したに等しい感じの流れに!
(断言しちゃえばいいのに!)
◆◆ 吉田香織選手 プロフィール ◆◆
1981年、埼玉県坂戸市出身、34歳
川越女子高校卒業後、実業団の積水化学、資生堂を経て
現在は「チーム ランナーズ・パルス」
「TEAM R×L」所属。
資生堂時代の2006年、初マラソンとなった
「北海道マラソン」で優勝。
去年2015年「第1回 さいたま国際マラソン」では
自己ベスト「2時間28分43秒」で日本人トップの準優勝。
リオ五輪 女子マラソン日本代表候補となり
代表切符を確実にするため、今年3月の
最後の代表選考会「名古屋ウィメンズマラソン」に
出場を予定していたものの、故障の影響により欠場。
今年5月、チャリティランニングイベント
「ウイングス・フォー・ライフ ワールド・ラン」
女子の部でグローバルチャンピオンに輝く。
(年齢、記録は 放送日時点)
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◆ Wings for Life World Run
「ウイングス・フォー・ライフ ワールド・ラン」は
脊髄損傷の治療研究を支援する
「WINGS FOR LIFE財団」を支援するために
ランニングイベント。
参加費と同額が財団に寄付され
脊髄損傷の治療研究に役立てられます。
特徴は・・・
◆世界同時開催
今年は世界33か国/34の地域で13万人が参加。
当然、コースや、気候条件が異なる。
時差により、日本大会は夜間のレースとして行われた。
◆車に追いつかれたらフィニッシュ
ランナーのスタート30分後に“キャッチャーカー”とよばれる車が
徐々に速度を上げながら選手を追いかける。
速度は、時速15kmから最終的に35kmまで加速。
世界で最後に追いつかれた選手が優勝。
日本で最後にキャッチャーカーに追いつかれ
吉田香織選手が「ゴール」となった時点で
すでに他国で参加した女性ランナーは
誰ひとり残っておらず、
吉田選手が女子世界一の称号を手にしました!
記録は「65.7km」で「4時間22分」
(フルマラソン42.195kmの通過は2時間39分台)
吉田選手はこの日、夕食をとるのを忘れ、
レース中にエネルギー切れとなりましたが
パンとエネルギージェル2個でしのいだそうです。
吉田 「これ(エネルギー切れ)を克服できれば
来年は絶対『70キロ』いけると思う」
岩本 「これ、何よりも
精神力、メチャメチャ必要ですね」
吉田 「次、フルマラソン走るの
楽だろうなと思いました」
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◆ リオ五輪 代表入りならず
去年11月、代表選考会のひとつ
「さいたま国際マラソン」出場時は
「今の力を出し切る」ことをテーマに掲げ
リオデジャネイロ五輪の日本代表入りは
考えていなかったそうです。
「さいたま」で日本人トップに入ったことで
代表の切符を確実なものとすべく
残る代表選考会
2016年1月の「大阪国際女子マラソン」
3月の「名古屋ウィメンズマラソン」のうち
「名古屋」出場を目指しましたが
2月の「青梅マラソン」で故障。
「名古屋」は欠場を余儀なくされました。
「さいたま」の疲労が抜けなかったそうです。
吉田 「女性で選考会に2つ出るっていうのは
なかなか体力的に難しいですね」
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◆ リオ五輪 女子マラソン展望
五輪のマラソン日本代表選手は、最近の大会で
3選手による“チーム戦”のレース運びで
ともに上位を狙う戦法を取る傾向にあるようです。
吉田選手は、今回のリオ大会が
暑さのため、けっしてハイペースにはならず、
福士加代子選手が、ひとり先行することもない
――とレース展開を予想。
岩本 「コースと条件に合った走りが
見られる(ということですね)」
ガンちゃんは福士加代子選手が「1万メートル」を
主戦場としていた時からの
“スタートからぶっちぎる”というイメージにより
リオ五輪でも先行するのでは――?
と想像しましたが・・・
吉田 「オリンピックって(記録ではなく)
『メダルを目指す』というのが
一番だと思うので、皆さん
タイムより勝負に徹すると思います」
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◆ ランナーのセカンドキャリアサポート
吉田香織選手は、実業団を退きながらも
選手生活を続ける自らの体験も活かし、
非実業団選手の環境整備や
元実業団選手のセカンドキャリアサポートをする
「一般社団法人 日本アスリートサポート協会」の
設立に
元マラソンランナー・打越忠夫コーチ、
谷川真理選手、お笑い芸人・花満開さんとともに参加。
日本アスリートサポート協会は
一人くらいは競技優先で仕事をする選手を
所属させられる――という中小企業、
実業団は合わない、あるいは
実業団入りは叶わないけれど競技を続けたい
――という選手の
環境づくりを支援するそうです。
吉田 「今までは、実業団をやめると
競技が終わり――という選手が
多かったんです。
でも、競技を続けられるというのを
後輩たちに伝えたいし、
実践して欲しいので、
その手助けができる協会を作ってます」
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◆ 小さな目標からコツコツと
市民ランナーの方へのアドバイスをいただきました。
『絶対にクリアできる“小さな目標”を
日々設定する』
また 『ストイックになり過ぎずに、
必死になり過ぎない』ことも
長く続けるために大切とのことです。
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◆ 2020年 東京オリンピックへ
4年後の東京オリンピックに対する想いを伺いました。
すでに、4年後の東京五輪までは
「確実に競技者を続ける」と宣言していることから・・・
吉田 「選手としたら、オリンピックとか
最高の舞台に立つことが
一番の目標だと思うので、
もちろん視野に入れて
競技を続けたいと思っています」
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◆ ガンちゃん、フルマラソン挑戦か?!
吉田香織選手の五輪挑戦、
フルマラソン越えの記録で世界一達成、
市民ランナーの方々へのユニークな練習法などの
話を聞いて、徐々に“その気”になっていくガンちゃん。
“完走すれば人生観が変わる”といわれる
「フルマラソン」を「魅力のあるスポーツ」と話し、
「人生のうち、一回は・・・」と
挑戦意欲が湧きあがって来たようです。
吉田 「やり遂げる、成し遂げる喜びは
ハンパないと思います」
岩本 「高校の時、30キロくらいは
走ってるんですけど
42はまだ挑戦してないんです」
松島 「マイクを通じて言ってますから」
吉田 「岩本さんのフルマラソンチャレンジを
ぜひコーチングさせていただいて・・・」
八木 「達成したら何か変わるかもしれないですよ」
岩本 「もう一遍、(体を)酷使したいなって
気持ちはあるんですよ。
元アスリートとして、スポーツで
トライして達成して
“ドーパミン”を味わいたい!」
岩本勉の挑戦が始まった・・・
といっていいのでしょうか?!
今後の展開に注目しましょう。
▲放送終了後もガンちゃんにフルマラソン挑戦を促す面々
▲ガンちゃんがフルマラソンに挑む日は訪れるか?!
吉田香織選手の公式ブログ
*Run Run DiaryII*は こちら
▲ガンちゃんに「カタツムリ」と言われた菜緒ちゃんの前髪
投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:35