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2016年06月06日

リオ五輪 サッカーU-23日本代表を分析

■6月6日の放送は・・・

  湯浅健二さんと
  リオ五輪 サッカー展望!

 「まいどスポーツ」ではすっかりおなじみ
 ドイツサッカー協会公認プロサッカーコーチの
 ライセンスを持つサッカージャーナリスト
 湯浅健二さんをゲストにお迎えして、
 サッカーU-23日本代表の現状の分析、
 リオデジャネイロオリンピックへの
 期待を伺いました。

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  あと半歩、足を伸ばせ!

 U-23サッカー日本代表は
 今年1月、リオ五輪アジア最終予選を兼ねた
 「AFC U-23選手権2016」で優勝。
 6大会連続の出場を決めました。

湯浅 「吹っ切れたすごいサッカーをした。
     機能性を発揮して
     勝ち切った」


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 しかし、先月行われた
 「トゥーロン国際大会2016」
 (U-23世代の国際大会で五輪の重要な前哨戦という位置づけ)
 日本はパラグアイ、ポルトガル、
 イングランドに敗れ
 1勝3敗でグループステージ敗退。
 (1勝はギニア)

 湯浅さんは
 欧州、アフリカ、南米の強豪チームを相手に
 日本はシュート数、サッカーの流れなどで
 互角以上の戦いをしながらも
 「うまさにやり込められてしまった」と分析。

湯浅 「アジア最終予選の時は、
     みんなガンガン前に行ったんです。
     勇気を持って、リスクにチャレンジした。
    
(トゥーロンでは)
     それを引き出すことができなかった。
     遠藤航とかリーダーシップある選手が
     足りなかった――ということが
     大きかったと思います」


 トゥーロン国際大会では、 
 遠藤航、久保裕也らが不在でした。

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 「サッカー」では
 “半歩”足が伸びるかどうか――が
 重要なポイントとなるそうです。

 ボールがイレギュラーする可能性が
 常につきまとう中で、
 ミスをおかさないように
 “あと半歩”の足が伸びないと
 厳しい戦いを勝ち抜くことは困難。

 この話に、ガンちゃん
 「野球」にも通じる――として共感。

 野手で「無失策記録」がかかった場合に
 “あと1歩・半歩”が出なくなることがあるそうです。

岩本 「『エラーをしない』といわれる選手は
     守備範囲がものすごい狭い。
     攻めない。ギリギリのところで
    
(捕りにいって)『エラー』つくの
     イヤだから、ボールを見送るんです」


湯浅 「さすがですね、岩本さん。
     そのことを言いたかった」


岩本 「ミスを恐れてるプレーが
     物足りない!ということですよね」


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  手倉森誠監督に期待!

 U-23日本代表を率いる手倉森誠監督は、
 たとえ、日本サッカー協会や、
 各チームからの現場介入があったとしても
 はね返す気概があると評価。

湯浅 「選手たちをまとめる監督が(たとえば)
     メディアにおべっかを使ったりしたら
     チームはおしまいなわけですよ。
     彼はそういうことはしない」


 こうした監督のもとで起用された選手は
 “半歩”どころか
 “1歩”足が伸びることだってある!
 ――と湯浅さんは期待しています。

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  オリンピックにやってくる強豪国

 リオデジャネイロオリンピックでは
 日本は1次リーグB組に入り
 ナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと対戦。

 オリンピックの代表チームは
 23歳以下の選手で構成され、若いといっても、
 強豪国の多くは
 日本の高校生の年代――
 15~16歳でプロ契約を結んでいます。
 さらにそれ以前の10歳くらいから
 厳しい競争を勝ち抜き
 チームの主力を張れる力を持った選手が
 オリンピックの舞台に集まるわけです。

湯浅 「子どもの時から『勝たなきゃいけない』
     というところに
     ずっといるわけです、彼らは」


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 グループリーグを突破するには・・・
 アジア最終予選の時のように
 「1歩も、1歩半も足が伸びるように
  モチベーションを上げる」ことが重要。

湯浅 「手倉森監督は、
     精神的に立て直すと思います」


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  オーバーエージ枠は誰??

 「オーバーエージ枠」で起用される選手は
 いったい誰か・・・??

湯浅 「超ベテランで一生懸命走る人、
     選手を引っ張ることができる。
     中村憲剛しかいないと思う」


 前回ロンドン大会の4位以上に入り
 1968年メキシコシティオリンピック以来の
 メダル獲得はなるでしょうか。

 手倉森ジャパンに期待しましょう!


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投稿者 文化放送スポーツ部 : 2016年06月06日 18:30