2011年01月18日
予感
ヒマつぶしで本屋に入った時
特に読みたいものがあるわけでもないのに
何となく去り難い気分が漂うことってありませんか?
昨日の夜、友人と待ち合わせの時間になり
僕は書店の出口へ向かいましたが
今、読むべき一冊に手招きされているような雰囲気をふと感じたのです。
たまたま立ち止まったところは、文庫本コーナーでした。
よし、この場所から動かずに、見える範囲で探してみよう
・・・と腹を決めて、目に留まったものを
いくつか書棚から取り出しては戻していくうち
頭上やや左あたりに、これだ!と合点が行く背表紙を見つけたのです。
どうやら僕を呼んでいたのは
ハードカバーで手に入れるはずだったのに
つい買いそびれていた、この本でした。
驚くべきは、表紙のインパクトとガップリ四つに渡り合った中身です。
想像に違わず面白いのですが
まさかこんなに読み応えのある作品だったなんて・・・。
これから先、事あるごとにページをめくりそうな予感がします。
投稿者 斉藤一美 : 2011年01月18日 22:22