2010年07月15日
鳥刺しに集中できなくて
若くもないし、年配者でもない、40代。
ともすれば中途半端に思えますが
映画ファン層としては自由自在な年代です。
20代・30代が中心の【踊る大捜査線】を観に行っても
60代・70代ばかりが集う【必死剣 鳥刺し】の客席にいても
自分がその場に溶け込んでいるのが分かりました。
そして、もう僕の嗜好は【必死剣 鳥刺し】の方に傾いていることも。
新聞や雑誌に掲載される映画評はどれも絶賛の嵐。
そんな地味な映画のどこがいいのか
この目で確かめてやろうじゃないか!と意気込んで観たら
息を呑むような緊張が、それこそずーっと続いているのです。
【踊る・・・】の躍動感に満ちた映像も魅力的なのですが
【・・・鳥刺し】のあちこちに漂う
大人の悲哀たっぷりの雰囲気にすっかり心を奪われてしまいました。
ラスト15分の斬り合いは、確かに評判通りです。
でも、通路を挟んで僕の右隣に座っていた初老の男性が
ジャケットを脱ぎ、ワイシャツを脱ぎ
ヨレヨレの白いランニングシャツ1枚で
スクリーンを見つめていたことにギョッ!とした直後だったので
映画に集中できなかったことが悔やまれます。
上映中のマナーを守るように促すCMで、金髪の女性に
「あなたが下着姿で周りの人を驚かせていないか心配だわ」と
新たに付け加えてもらう以外
今後、彼の暴走を止める手段はないでしょう(o^-')b
投稿者 斉藤一美 : 2010年07月15日 23:05