2009年05月27日

小関竜也、激白

ラジオだからリスナーに姿は見えないにもかかわらず
収録にスーツ姿で臨む折り目正しさ!
律儀な性格がにじみ出ていますよね。

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20世紀末から21世紀初頭のライオンズを彩った名外野手
小関竜也さんです。
闘志と哀愁に満ちた稀有な名曲
“太陽にほえろ・Gパン刑事のテーマ”に乗って
打席に向かう彼を見ていると、僕は、実況中の放送席からでも・・・

♪♪♪おぜき!♪♪♪おぜき!
♪♪♪♪♪♪
おっぜっきぃ~!

・・・と叫びたくなる衝動を抑えるのに必死でした。
小関さんが出てくるだけで西武ドームが一つになる瞬間は
仕事を忘れて身震いしたものです。

とことんライオンズファンに愛された好打者は
二度の国内移籍とメジャーリーグ挑戦を経て
この春、ユニフォームを脱ぎました。
応援してくれた方々への感謝の気持ちを述べる機会もないまま
志半ばで、そっと、静かに。

ならば、思う存分喋っていただこうじゃないか!
・・・ということでお招きいたしました。
満員の球場で行なう華々しい引退セレモニーではなく
浜松町・文化放送第4スタジオでの小関さんの挨拶は
しみじみと、一人一人に語りかけています。
必ずやあなたの記憶に残るはずです。
(47分27秒)

直後、僕は一心不乱に「小関コール」を叫んでいます。
少々うるさいかもしれませんが
ああでもしないと °・(ノД`)・°・となりそうでした。
ポッドキャストではカットしたのでお許し下さい。

投稿者 斉藤一美 : 23:41

2009年05月26日

御大、登場

【うるわしの夜】を立ち上げて今年で3年目。
数人のゲストは、毎年1回お招きしています。
こちらの方に限っては初年度に2回ご出演いただいたので
番組最多・4回目の登場となりました。
リスナーの方からも
「【うるわし】に10回以上は出ていると思った」と勘違いされるほど
その存在感は群を抜いています。

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指で、ライオンズの「L」を作ろうとして
逆になってしまったのか定かではありませんが(≧∀≦)
配慮はあるが遠慮はない、いや、ホンットに全く遠慮しない
内角攻めトークで親しまれている、東尾修さんです。

お会いすると、いつも僕は・・・

チームが長らく低迷していても
ダルビッシュのような剛速球を投げなくても
プロの世界で251勝を挙げたということは
あらん限りの知恵を振り絞った結果なんだよなぁ
( ̄~ ̄)

・・・という尊敬の眼差しを、その丸々としたお顔に向けてしまいます。

つまり“御大”は、ともすれば強面なので豪放磊落にも見えますが
人一倍デリケートな性格なのです。
でなければ打者の裏をかくのはもちろん
そんなに勝てるはずがありません。

今回は、ピッチャーにとって最も大事な
指先の感覚についてあれこれ伺いました
(45分22秒)


東尾さんから、野球が持つ「底なしの面白さ」を叩き込まれるたびに
僕は文化放送に入社して正解だったことを強く感じます⊂(・∀・)⊃

投稿者 斉藤一美 : 23:43

2009年05月22日

オレたち外野スタンド族

2003年、現在の神戸・スカイマークスタジアムで聴いた
オリックス×西武戦・試合前の国歌斉唱は
今でも脳裏に焼きついて離れません。

『彼』は、体をえび反らせるように声を振り絞り
力の限りシャウトしていたのです。

それは「あり」なのか「なし」なのか、という世間の評価は我関せず。
これが僕の唄なんだ!という強烈な自己表現に
3塁側ベンチサイドで目を奪われた経験は
この先も忘れることがないでしょう。

その『彼』に、とうとう会えました。

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神戸在住“青春パンクバンド”・ガガガSPのカリスマヴォーカリスト
コザック前田さんです。

深夜、会社のデスクで一人伝票整理をしながら
NEWアルバム【金くれ!愛くれ!自由くれ!】を聴いていたら
時に心へ突き刺さり、時に心を包み込む曲の数々に
涙がとめどなく溢れ出て全く仕事になりませんでした。

そして『コザックさんにお会いしたい!』と強く思ったのです。

素顔は、野球と真摯に向き合うアーティスト(≧∀≦)。
西武のライバル、オリックスバファローズの大ファンですが
“外野席での鳴り物応援・礼賛派”という点は
僕と全く同じでした(^-^)人(^-^)。

ガガガSPが生み出した素晴らしい曲の数々は
諸事情あってポッドキャストで披露することは叶いませんが
トークも温かみがあってとても面白いですよ。
(28分45秒)
僕は口にこそ出していませんが、ず~っと・・・
 
ダウンタウンの浜ちゃん
ソックリの声だわぁ( ̄◇ ̄;)

・・・と思いながらお話を伺っています(^_^;))))))

投稿者 斉藤一美 : 23:21

2009年05月21日

とまぴょん、実は硬骨漢

’89セ・リーグ新人王を獲った、笘篠賢治さんをゲストにお迎えしました。

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解説・実況という形で出会ったのが、かれこれ6年前です。
現役時代から、今でいうイケメン野球選手の代表格で
コントもこなす人気抜群のアイドルだった
松本典子さんを娶ったような方ですし
婚約会見で『彼のことを何と呼んでいるのか?』という質問に
後の奥様から・・・

「とまぴょん」ですっ(#^.^#)

・・・と笑激の告白(☆▽☆ )がなされたことも
同世代を生きた者としては記憶に新しいので
きっと軽いノリの方なんだろうなぁ、と思い込んでいました。

ところがどっこい、とんでもない硬骨漢だったのでビックリ。
信じられないくらい一本気な男性なのです。
ただ、関西育ちだけあって、全力で笑いを取りに来ることもしばしば。

だから、中継後に一緒に呑んでいるといつも話が尽きないのです。

ヤクルトスワローズで選手として長年仕えてきただけあって
野村克也監督のモノマネは絶品なのですが
電波に乗せたのは今回が初めて!
笘篠さんの野球への情熱がほとばしる、保存版トークをどうぞ
(37分48秒)

あ・・「とまぴょん発言」以降、球場で
ファンはもちろん相手のベンチからも囃し立てられるので
『プレーに集中できない!』と奥様に不満をぶちまけたことは
ライオンズナイターでおなじみの話なので割愛しております。
ご了承下さい(o^-')b

投稿者 斉藤一美 : 23:08

2009年05月09日

どうせ「野球バカ」ですから

2年ほど前、毎週土曜夜の
【斉藤一美 ラジオかぶりつき】を担当していた頃の話です。
すぐ後の番組【アニスパ!】を紹介する時に、多少憎まれ口を叩いたら
直後のオープニングトークで、パーソナリティーの浅野真澄さんが
その仕返しとばかりに僕のことを・・・

あの野球バカ(●`ε´●)

・・・と一刀両断したことがありました。

今だから言えることですが、当時の僕は
「オレの喋りの守備範囲は野球だけじゃないんだ!」とばかりに
自分の冠番組で一旗上げようと躍起になっていたもので
瞬間的にカチン!ときてしまったのでしょうね。
気がつくと【アニスパ!】のスタジオに乱入していました。
そこで叫んだ一言が・・・

ちょっと待て!
オレはプロレスだって
大好きなんだぞっヽ(*`Д´)ノ

・・・と余りにも的外れな反論だったので
相方の鷲崎健さんからも失笑を買ったことは忘れえぬ思い出です。

でも、そこで気づかされました。
僕は、どんなにあがいても
結局、野球からは逃れられないのだ、と。

斉藤一美=野球実況「専門」のアナウンサー、という固定観念を
振り払おうとすればするほど
向こうも後をつけてくるような日々を長年繰り返してきた中で
浅野さんが発した「野球バカ」という暴言に、僕は完全降伏したのです。

そして、愕然としました。
僕は、人から「野球バカ」と言われるほど
野球のことを知らなかったからです。

以来、完全に開き直りました。
どうせ「野球バカ」と思われているなら
徹底的に野球を知り尽くした喋り手にならないと
男がすたるってものです。
シーズン中はガムシャラに野球のことだけを考えて
過ごし続けていたら・・・あら不思議。
それまでの、ムダに早口でまくし立てていた実況から脱皮して
ある程度の緩急をつけた実況を、少しづつ覚え始めたのです。
おかげさまで、年々、野球を伝えることが楽しくなってきています。

そんな矢先、僕を「野球バカ」と罵倒した「野球オンチ」の浅野真澄さんが
ヤンキース・松井秀喜選手の絵本を出版する、というじゃないですか!

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野球を知らない人にそんなことできるはずがない、と高をくくり
半信半疑で読んでみたら・・・

荒唐無稽でとても面白いのです(≧∀≦)

作者本人の面白さは、すでに番組で証明されていて
頭の回転が抜群に早い鷲崎健さんとの掛け合いは
文化放送の全番組の中でもトップクラスの爆笑度を誇りますが
やっぱり、本当に面白い人は何をやっても面白いのですね(*^.^*)

野球の魅力に気づいた(はずの)“先生”を
プロの実況アナウンサーがひたすら褒めちぎる、という
(バカバカしさ全開の)企画が、今夜の【アニスパ!】で放送されました。
アニメとスポーツの世界を掛け持つ唯一無二の存在である
長谷川のび太アナウンサーが番組に呼ばれるのは
自然なことですが・・・

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僕にまで声がかかったのは、言うまでもなく
“野球バカのスタジオ乱入事件”の流れがあったのでしょうね。
まさに、瓢箪からコマ。ありがたいことです。

鷲崎・浅野コンビの、さながら夫婦漫才のようなトークに
かえってこちらの方が笑わされて、いい気分で家路に就こうとすると
JR浜松町駅の名物までがこんな格好をさせられていて
とてもホッとしました。

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決して僕だけではありません。
世の中は「野球バカ」で溢れていますヾ(^▽^)ノ

投稿者 斉藤一美 : 23:59

2009年05月07日

最後の冒険家

6年前、代々木公園のイベントで
ドラえもんの熱気球に乗ったことがあります。
ロープでつながれている分、大して上がったはずもないのに
フワ~ッと浮いていった時は
年甲斐もなく大歓声を挙げてしまった記憶が頭から離れません。

気球に乗ってどこまでも高く飛んでみたい、と思い始めたのは
たぶん、それからです。
当然のごとく日々の仕事に忙殺されているうちに
空への憧れは、あくまでも憧れにとどまり続ける中で
去年の冬、僕は1冊の本と出会いました。
熱気球の深遠なる世界にのめり込み数々の記録を成し遂げる
神田道夫さんの挑戦の日々を描いた傑作
【最後の冒険家】です。

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こちらが、著者の石川直樹さん。

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“手作りの熱気球で太平洋を横断する”という世界初の偉業に
神田さんと2人で挑んだ緊張感が
1ページめくるごとに伝わってきました。
この面白さを、何とかラジオトークで表現できないものだろうか、と思い
【うるわし】にお招きした次第です。
30分超の時間に私達の知られざる世界が広がっています。
決して損はさせません。聴いていただけますか?
(32分56秒)

投稿者 斉藤一美 : 23:20

2009年05月05日

美しすぎる野球人

いや~、よく喋りますね、片岡安祐美選手は。

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おそらく、生まれついての前向きな性格に
欽ちゃん直伝の話術が備わったからでしょう。
彼女と言葉のキャッチボールをしたことで
こちらも元気が湧いてきました。
野球への純粋な想いが
ところどころで爆発するかのように噴き出してくる30分余りのトークを
ぜひ聴いてみて下さい。
選手・片岡安祐美の見方が変わるはずです。
ビジュアルも去ることながら、とにかく心が美しすぎます(>_<。)
(32分15秒)

投稿者 斉藤一美 : 23:19

 

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