2009年03月04日

0.1に満たなくても

この時期、外を歩く時はマスクが欠かせません。
鼻やノドの乾燥を防いだり
インフルエンザを遠ざけるためには極めて有効なのですが
困ったことにメガネが曇ってしまいます。
しかも、最近はよく雨が降るので
視界はすっかりホワイトアウト状態です(;゜O゜)

今日の夜、会社からの帰り道でも目の前は真っ白。
さすがにイライラしたので、思い切ってメガネを外してみました。
僕の視力は0.1に満たないので
初めは怖々と歩いていたのですが
すれ違う人影はハッキリしないものの余裕をもって避けられるし
信号の色だって、輪郭がぼやけるだけで十分判別できます。
実は「裸眼の外歩き」が意外とヘッチャラであることに気づいたのです。
おまけに、眼の筋肉がストレッチされているかのような
ゆるやかなリラックス感を覚えたことも確かでした。

アナウンサーは、皆、声を大切にします。
加えて、スポーツアナが
声と同じくらい労わらなければいけないのが『目』です。
野球の実況で、ボールの在り処を
しょっちゅう見失うようでは話になりませんよね。
つまり、息の長い喋り手になるためには
目の健康を維持することが肝要なのです。

でも、意に反してPCと格闘する時間は年々増えています(-_-;)
この調子で目を酷使していたら、5年後には
ドーンと視力が落ちるのではないだろうか・・・という
不安を抱き始めていたところで
「裸眼ウォーキング」の素晴らしさを発見したのです。

メガネやコンタクトレンズで矯正された
1.2~1.5の視力で過ごす一日のほとんどの時間
おそらく、僕の目はズ~ッと緊張状態にあったのでしょう。
たとえ視力が0.1に満たなくても、ボンヤリ遠くを見ながら歩く方が
本来、人間が持っている“何か”を
いつの日か呼び覚ましてくれたりして⊂(・∀・)⊃と感じた雨の夜でした。

医学的根拠はありません。
でも、何だか知りませんが、明らかに
自分の体が喜んでいるのであればそれでいいじゃないですか。
それにしても、裸眼で見る車のテールランプは美し過ぎます。
これだけはド近眼の特権ですね( ̄。 ̄)y-~~

投稿者 斉藤一美 : 2009年03月04日 23:21

 

(C) 2005, Nippon Cultural Broadcasting Inc. All right reserved.