2008年08月08日
この際だから、漢字をもっと勉強します
北京五輪が始まりました。
開会式の入場行進で『美国』と表記されていたのは、アメリカ。
え、どこが ┓( ̄∇ ̄;)┏ って思いません?
字が持つ意味を頼りに読むならば、我が家では
スイス、カナダ、フィンランドなんて名前が挙がっていました。
やっぱり、漢字=イメージなんですよね。
今朝、日経のスポーツ面に水沼貴史さんが寄稿した
“反町JAPAN、アメリカに惜敗”の観戦記が載っていました。
ほんの少しだけ面識がある縁で
今、水沼さんは何をやってるんだろう?と気になって
記事の端にあったプロフィール欄に目をやると・・・
現在はサッカー解説者。
・・・と書いてあり、長年の仕事に戻ったんだ、と納得しました。
しかし、その隣の文字を見て僕は思わず眉をひそめたのです。
2006年に横浜Fマリノスのコーチとなり
シーズン途中に岡田武史監督辞任の跡を襲った。
このくだりを読んで真っ先に頭に浮かんだ映像は・・・
監督がいなくなったチームの混乱に乗じて
「ウリャーッ、今日からオレが一番じゃーっ!」と叫びながら
マシンガンとかブッ放して無法の限りを尽くす水沼さん((((゜д゜;))))
・・・でした。
【新明解国語辞典・第六版】によると『襲う』は・・・
①(油断しているところを狙って)攻めかかる
②(地位・家系などを)受け継ぐ
・・・とあります。
水沼さんの場合①でないことは間違いありません。
よく考えてみると、②の意味は相撲や歌舞伎の世界で
『襲名』という表現でしょっちゅう使われていますよね。
なるほど。先代から『名』を『襲っている』のです。
フツー、1つの漢字に複数の意味がある場合
多少なりとも、そのベクトルは同じ方向にあることが多いのに
①は、言わずもがなの超マイナスイメージ。
②なら、その人の生き方を変えるであろう力強いイメージ。
『襲う』に2つめの意味があったばかりか
中身もこんなに真逆だったなんて・・・知らなんだぁO(><;)(;><)O
ヘキサゴンの珍回答に笑ってる場合ではありませんっ!
北京五輪の開催は、僕にとって
漢字のことを深く考える良い機会になるでしょうφ(._.)
投稿者 斉藤一美 : 2008年08月08日 23:58