2008年07月24日

今日、ポニョってみての話

【崖の上のポニョ】を観終わった後
出口付近で聞こえてしまった女子高生の会話は
僕のナイーブなハートに(≧∀≦)メガトン級の衝撃を与えました。

アタシぃ、一ヶ所だけ
泣きそうになったシーンがあったんだよねぇ。

ウッソ!この映画のどこで泣くのよ?信じられない!

あれ、おかしいぞσ(^_^;)?
オジサンは上映時間の半分以上は滂沱の涙を流していたんだけどなぁ。

ポニョと宗介は、我が子の小さかった無垢な頃。
母親・リサは今の自分。
デイケアセンターのおばあちゃんたちは
離れて暮らす両親や30年後の自分。
たぶん、彼女達とは“投影する姿の絶対数”が違ったのかもしれません。

現に【となりのトトロ】を大学生の時に映画館で観ましたが
気持ちがほんわかとなっただけで、泣きゃあしなかったですもん。
“多感な年頃”は、何も十代で終わるわけではないのです。

ただ【ポニョ】にこれだけ感じ入ることが多かったのは
僕が優しい人間ではない何よりの証拠なのかな、とも思ったりして
ちと複雑でしたけど(^_^;))))))

背後から押し寄せる荒波の中を
右に左に傾きながら疾走するリサの車は、まるでルパン三世か
彼を執拗に追いかける銭形警部の運転のようでした。
ちっちゃな子供はもちろん
長生きしている人ほど楽しめる作品を世に出してくれた
宮崎駿監督は、あまりにも偉大です(`_´)ゞ

投稿者 斉藤一美 : 2008年07月24日 22:48

 

(C) 2005, Nippon Cultural Broadcasting Inc. All right reserved.