2008年02月03日
真後ろは別世界
キャンプ取材では、ブルペンを見るのが楽しみです。
指先からリリースされたボールが
シューッ!と音を立てながら空気を切り裂いた途端
甲高くも重厚なバーンッ!という捕球音を響かせた後の
Hey!ナイスボ~ル!って叫ぶキャッチャーの声を間近で聴くと・・・
あぁ、2月だなぁ( ̄ー ̄)
・・・と感じ入ってしまうのです。
カエルが池に飛び込む音を耳にしただけで名句を生んだ松尾芭蕉が
今に生きる野球狂なら、この雰囲気を何と詠んでくれるのでしょうか?
そんなしょーもない感慨に耽ってしまうほど
個人的にダントツで、この季節の風物詩なんですよ。
でも、過去の取材経験からいくと、僕ら報道陣のブルペン見学は
フツーは真横、せいぜい捕手の斜め後ろからが「定位置」であって
「特等席」捕手の真後ろへの立ち入りが許されるのは
業界のOBである野球解説者諸氏まで・・・・・というのが
常識だと思っていたら、ジャイアンツのブルペンは、こうでした。
えーっ!
いいんスか~っ
Σ( ̄ロ ̄lll)
おかげさまで野球的な目の保養になりました。
今日見た中で僕が度肝を抜かれた投球練習BEST3は・・・
第3位 栂野雅史(とがの・まさふみ)
ストレートがメチャメチャ重そうでした。
第2位 西村健太郎
シュートの球威、猛々しいったらありゃしません。
ホントに唸ってました。
あんな球で内角をえぐられる右打者に同情します。
第1位 上原浩治
まだ捕手を座らせない「立ち投げ」の段階ですが
ボールに“キレ”があるんですよ・・・って
この10年ですっかり言い古された彼の代名詞を
あえて使わざるを得ないほど、スゴかったです。
去年見た西武・岸のブルペンは横から見ても強烈な印象を残しましたが
捕手の真後ろだと、もう別世界。
読売巨人軍に心より感謝いたしますm(_ _)m
投稿者 斉藤一美 : 2008年02月03日 23:01