2007年03月09日

猪木教祖をひたすら愛でる120分

55歳の友人が“猪木信者”だったことが判明しました。
じゃあ、いっちょサシノミしよう、という話になり
久々に明大前駅からすぐの居酒屋・梵婆家(ボンバイエ)で
猪木の試合のビデオを見ながら盛り上がるぞ!と決めたのに
いざ電話をしてみたら『ゲンザイツカワレテオリマセン』とつれない音声。
何でも、店を閉めてしまったらしいのです。

大ショック。

ダメ元で[猪木 居酒屋 試合]で検索してみると・・・・・
あっさり解決しました。
だって、猪木本人が経営している店が存在したからです。

その名もアントニオ猪木酒場

不覚!存じ上げませんでしたぜぃ!

予約しようと即TELしましたが「ご予約は3名様からですっ」と肩透かし。
で、電話口の向こうからは、大勢の男性のかけ声が聞こえてきます。

『1・2・3、ダ~ッ!』

こ、これは絶対、試合後の猪木の雄叫びに合わせて
お客さんが“ご唱和”しているに違いないっ!
妄想は膨らむばかりでした。

で、今夜。

ビルの1階に6時の待ち合わせだったのですが
《猪木酒場は金曜の夜が大混雑》という噂を恐れて
僕だけ15分早く到着して席を確保しておこう、と画策しました。

エレベーターが3階を通過したあたりから、だんだん聴こえてくるんです。

♪イノキ・ボンバイエ!
イノキ・ボンバイエ!
チャ~ラ~ラ~♪

思わず爆笑。

4階に到着。
扉が開くと猪木の等身大(?)人形がデーンと鎮座!
「2名です。後から1人来ます」と伝えたのですが、何と・・・
1時間半でラストオーダー&
2時間で入替えの
時間制限があるとは知らなんだ!

僕が席についた途端にカウントダウンは始まるので
やむを得ず、出直しです。
扉の外に出て、店内に流れているものと同じ
猪木vs.長州(実況・古館伊知郎)の映像に見入ってしまい
時間を忘れてしまいました。
急いで1階に降りて
かえって待たせてしまった55才の友人に侘びを入れつつ
4階玄関前に戻り、さぁ、120分1本勝負のスタートです!

お客さんが入るたびに、カーン!とゴングを鳴らし
リングアナ風に、マイクで「2名様、ご来店です!」とご案内。
ク~ッ、僕が大学生だったらゼ~ッタイここでバイトしたいっ!

単なるウインナーですが、見れば納得の“コブラツイスト”。

P1020588.JPG

すいません。試合に興奮しすぎて写真はこれだけです。

シーザーサラダを注文すると
ボトルの中でシェイクされたものを店員さんが持ってきました。
すると・・・

  店員:元気ですかーっ!?
  全店員・僕と友人:オーッ!
  店員:行くぞーっ!!
  店員・全店員・客全員:1・2・3サラダーッ!!!

・・となって目の前の大皿に
ドレッシングがまんべんなくかけられたサラダがドバッ!
なるほど、これだったのですね。

あとは、猪木の写真に囲まれた店内で
長州力戦とスタン・ハンセン戦の計5試合を
ビールと焼酎で堪能していたら、もうタイムアップ5分前。
後ろ髪を引かれる思いで伝票を手にしたら、始まってしまったのです。

ブルーザー・

ブロディ戦が。

やはり見ておかなきゃいけません!
そこからドサクサで30分も居座りました。
新日本プロレスに移籍直後のブロディと
イマイチ噛み合っていないものの何とか試合を成立させた点で
これも伝説の試合ですから。

まぁ、猪木が出てりゃ何でもいいんですけど。

いつの間にやら、酒場は満員。
意外と若い女性が多いのには面食らいました。

とにかく、2時間の制限は曲者です。
また明日も行きたくなってしまいます。
信者たるもの“教祖様”にはいつでもお目にかかりたいです。

投稿者 斉藤一美 : 2007年03月09日 23:47

 

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