2007年02月18日
ホントはラジオ向きですよ、飯島さん
昨夜は【ラジオかぶりつき】がお休みだった分
特番に出演させていただきました。
《ラジオ“PLATONIC SEX”それから・・・》というタイトルだけに
メインはもちろん、飯島愛さんです。
7年前に書き下ろした自伝で
社会現象を巻き起こしたミリオンセラー『PLATONIC SEX』を
トータル5時間16分にわたって自ら朗読した作品が発売されました。
特番は、その壮絶な人生をつづった文章を語る
彼女の淡々した声をそのまま電波に乗せるだけでなく
当時の様子をスタジオでもトークしてもらおうじゃないか!というもので
そのお相手役が、僕だったのです。
家で彼女のグッズを探してみたら
何とシングルCDが2枚も出て来ました!
右・・『ナイショDEアイ!アイ!』 作詞・作曲 Bro.KORN
左・・『まんがらりん』 作曲 小林亜星
どちらも隠れた名曲で、今でもサビを口ずさむのは朝メシ前です♪
お会いできるのを楽しみにして
当日も何となく机の上に置いておきましたが
本人はCDに見向きもしませんでした( ̄◇ ̄;)
その分、著書『PLATONIC SEX』(初版)には、ご覧のように
シンプルなサイン(アルファベットの“I”?)をしてもらいましたが
総じてクールな応対だったのです。
話してみると、どうやら自分が書いた文章を朗読することに
かなりの「照れ」を感じていることが判りました。
そして「過去」を振り返るのが、実はあまり好きではないようです。
でも、そんな女性が朗読しているからなのでしょうか。
かえって言葉の意味はダイレクトに生々しく伝わってきます。
やる気マンマンで読まれるよりも『PLATONIC・・』なら
このくらいの心境で臨む方がしっくりくる感じを受けました。
とにかく、飯島さんの振る舞いにはウソがありません。
リスナーからの電話相談にも、正直なところ
こんなに気だるそうに受け答えしていて大丈夫かなσ(^_^;)?と
不安になる瞬間も多々あったのですが、それは間違っていました。
目を閉じて聴いてみると、飯島さんの声はとても温かかったのです。
悶々と悩んでいる男の子を一喝していても
そのアンニュイさがほどよいスパイスになって
全てを包み込んでいました。
誰よりも人の話をとてもよく聴いている。
だから、イヤな感じは残りません。
僕が《タレント・作家》という肩書きで飯島さんを表現した時も
『当たった本が1冊あるだけ。作家じゃない』と真剣に訴えていました。
『今後“作家”を外してもらうようお願いする』と宣言していたので
例えば【サンデー・ジャポン】のスーパーが
《タレント・飯島愛》に変わっていたら、おそらくこの特番がきっかけです。
こんな些細なことにも正直に向き合ってくれる飯島さんこそ
ラジオに向いていると、心底思います。
『何かめんどくさい。もういいよ。斉藤さん、ウザイ』と言われそうですが
絶対に面白い番組が作れるはずです。
ただし、正直な分、スリリングであることは否めないので
ぜひ、録音番組で、ね(o^-')b
投稿者 斉藤一美 : 2007年02月18日 23:31