2007年02月14日
初チョコの思い出、語ります
韓国では“14日の記念日”が多いそうですね。
僕の知る限りでは・・・・・・・
4月14日→ブラックデー
恋人がいない男女が集まってジャージャー麺を食べる
⇒ある意味、チャンス到来!
6月14日→キスデー
初めての口づけを交わす日
⇒「子供の“路チュー”を大人が微笑んで黙認する」
という風景があちこちで見られる!?
12月14日→ハグデー&マネーデー
とにかく抱き合う日&男が金をバンバン使う日
⇒彼女にとってはホワイトデー以上かも!
何か、にぎやかで楽しそうヾ(´ω`=´ω`)ノ
今日は韓国も日本もバレンタインデー。
僕がチョコを初めてもらったのは小6の時です。
手のひらサイズのピンクの箱で
ハートの形をした上蓋は、キキララのイラストが描かれていました。
情けないくらい鮮明に覚えています。
墨田区立隅田第二小学校では、僕らが4年生の頃から
女子がこの手の流行に乗るようになりました。
僕は、日頃から隣の席になる女子とは
好む好まざるに関わらずおしゃべり三昧で、男子から
『ヒューヒュー!熱いよ!一美と☆☆☆はデキてるぜ!』
と冷やかされるのはいつものことでした。
ただ「違うよ!」と真っ向から否定する言葉とは裏腹に
まんざらでもなかったのも、事実です。
だから『今日、女子が好きな男子にチョコをあげるらしいぞ』
という噂が出回った時
「これだけ色んな女子と仲が良ければ誰かくれるだろう」
とタカをくくっていたら、見事に空振り。
僕の仲良しの友達は
僕がいつも笑わせている隣の席の女子からもらっていました。
超ショック。
別にその子のことが好きだったわけではありません。
だから、冗談めかしてサラッと
「何でオレにチョコくれねーんだよっ?」って訊いたのですが
返ってきた答えは、一言。
『だって、そーいうのじゃないもんっ!』
何と、彼の魅力は
『女子とほとんどしゃべらないところ』だったのです。
僕は、この時、10歳を目前にして確信したのです。
オレの魅力は
子供なんかにゃ
分からないと。
全く、何を考えているんだか・・・。
30年近く前の自分に、呆れてモノも言えませんが
真剣にそう思ってしまったので仕方がありません。
唯一、間違えていなかったのは
女子に寡黙な彼のマネをしなかったことです。
やっぱり、近くにいる子に喋らなければ
僕じゃないので(・∀・∩)。
半ば意地になって授業中も喋りまくりました。
そんなこんなで・・・2年後、思いもよらず
隣の席の女子から初チョコを手渡された時は、ちょっとビックリしました。
「え・・何でオレなんかに?」
『いつも笑わせてくれるから。私たちからのお礼ってとこかな』
私たち?
その子の後ろを見るとたくさんの女子が、僕に手を振っていました。
数えてみると、9人です。
10人もいるのにたった1個かよっ!
値札くらい
はがしとけっ(ノ-"-)ノ~┻━┻
¥100って何だよ!¥100って!
そうか、¥10か!
一人¥10ずつ出し合ってオレに
チョコをくれたのかっヽ(*`Д´)ノ
義理チョコの存在を知ったのは、この時でした。
手渡してくれたのは、僕が密かに憧れていた女子だったので
喜びと悲しみがゴチャゴチャになりましたが
何はともあれ、初チョコです。
おしゃべりな男が晴れて認めてもらえた気がして
その空き箱は、高校を卒業するまで大切に保管していました。
通信簿に、いつも
“私語が多過ぎる”と書かれた代償に得たチョコ(¥100)。
とても懐かしい思い出です。
投稿者 斉藤一美 : 2007年02月14日 23:59