2007年01月26日
おばけ煙突、照りまくり
この話題、ギリギリ間に合いましたかね?
先日、実家に帰った時に見つけました。
僕の結婚前は下町の風情を駅前にも残していた北千住は
あっという間にオシャレになっちまいやしたよ、トホホ。
それにしても、けっこうキレイ。
足立区役所の跡地に燦然とそびえ立つ東京芸術センター。
ここの広場に先月から姿を現した光のモニュメントです。
モチーフは『おばけ煙突』。
大正15年~昭和39年まで千住桜木町に実在した
日本一の火力発電所にあった4本の煙突のニックネームで
“こち亀”第59巻でも大々的に取り上げられ
第141巻でもお目見えした下町のシンボル・・・・・だったそうです。
なにゆえ『おばけ』なのかというと
とにかく巨大で、いつ煙を出すか分からない代物なうえ
ひし形に配置されているため、見る場所によって
3本にも2本にも1本にも思える煙突だったから、と言われています。
高さ4.5mと本物を約1/18に縮めているし
周りは商店に囲まれているため、遠くから眺めることは叶いません。
このように【3本】に見えるのが精一杯です。
それでも、真冬の澄んだ夜空に伸び行く白い光を見上げると
ほんの少しだけ時間を忘れることが出来ました。
自分の周りだけしか明るくしない今どきのイルミネーションとは違い
暗闇の中を突き進む強烈な意志のようなものを感じます。
こんな風に私も生きたい。なんちゃって。
来週水曜、31日・夜10時まで照ってまっせ!
投稿者 斉藤一美 : 2007年01月26日 22:58