2006年12月14日
遅まきながら、ゆれる
夏公開の話題作の再映がとうとう今日で終わってしまいます。
滑り込みセーフで『ゆれる』を観てきました。
でも、この時期で良かった(’-’*)
1日1回・夜9時20分スタートのレイトショーだったからです。
完ペキに“夜”の雰囲気の作品なんですよ。
『THE有頂天ホテル』の筆耕係と同じ人物とは思えない
オダギリジョーのカッコよさにひたすらシビれて
実直で垢抜けない男の苦悩を、抑えた表現で魅せる
香川照之の凄味が全編を覆っていたせいか
あっという間の120分でした。
7割方埋まった客席は
一人一人の息遣いが聞こえてきそうな緊張に包まれています。
あんなにピ───────────────────ンと
張り詰めた映画館の雰囲気はそうそう味わえるものではありません。
香川・オダギリ兄弟の感情がずーっと『ゆれて』いたから
観ているこちらも
“吊り橋をそ~っと渡る気分”になっていたのでしょうか<(; ^ ー^)
その直前、食事中も『ゆれる』気分を味わいました。
僕が大好きな漫才界の重鎮《オール阪神・巨人》の巨人師匠が
10メートル前方のカウンターで
こちらに横を向いて座っていたのです。
あの口ヒゲ・・メガネ・・松沼兄やんか?
いや、あの髪型はやっぱり師匠だ!
何て話しかけたらいいんだろう・・・?
「今度の“生活笑百科”の
出演予定を教えて下さい」
よし、これで行こう!
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あぁ、やっぱり面識がないからムリ、絶対ムリ!!!
観たいものは観たけど、話したいことは話せなかった夜。
こうして『ゆれる』ってことは
人間として血が通っているからですよね( ̄▽ ̄)V
投稿者 斉藤一美 : 2006年12月14日 23:58