2006年09月20日

青いサングラスよ、今何処・・・

1ヶ月前、我が身に降りかかった【事件】の話をします。
なぜ、すぐブログに書かなかったのかというと
まだ自分でも半信半疑だからです。

早実vs.駒大苫小牧・決勝戦再試合のレポートで
体が溶けそうなほど暑い甲子園球場へ行った時のことです。
この目に、母校初優勝の瞬間をしっかりと焼きつけてから
内野スタンド裏の通路にある公衆電話へと急ぎました。
“やるMAN”のスタジオへコレクトコールをつないでいる間に
手元のスコアブックを見やすくするため
青いサングラスを外し、頭の後ろにかけなおして
午後3時の時報明けから10分間、それこそ夢中で喋りました。

照美さんに呼びかけられた途端、不覚にも涙があふれ
小俣さんからは笑われ、さらに照美さんがはやしたてるものだから
この時は、ホントに必死だったんです。
大きな声も出したのでしょうが、全く周りは気になりませんでした。
とにかく、言葉では表せない幸福感に包まれながら受話器を置き
そろそろ表彰式が始まる!と思い客席にダッシュしたと同時に
僕のカカトのそばに、何かが落ちた音が聞こえたのです。

もちろん、サングラス
後頭部にかけておいたことを完ッ全に忘れていました。
しまった!とばかりに慌てて振り返って見下ろすと
かれこれ2年は使っているお気に入りの青いサングラスは
ちゃんと原型をとどめていました・・が・・・もう、目が釘づけ。

これは・・・・・・
オレのサングラスじゃない!!!!Σ( ̄ロ ̄lll)

オレの・・オレのサングラスはなぁ!
何か・・こう・・もう少しツルが太くて、レンズに丸みがあるのに!

P1010344.JPG

そうそう、こんな感じ。これでマリンブルーなら完ペキだよ。

ところが目の前のコイツときたら
ツルが針金のように細くて、心なしかややデカめのレンズじゃないか!
おまけに、何だ、この黄ばんだ鼻当ては!?
違う!ゼッタイにオレのじゃない!!!!!!!(*`ε´*)ノ_彡☆

でも、誰も「それ、ワシのグラサンや!」と拾ってくれないんです。
頭の後ろを3回叩いてみました。そこにサングラスはありません。

あくまでも推定ですが、結論はただ一つ。

僕の青いサングラスは、何者かによって
別の青いサングラスにすり替えられたのです。

たぶん、電話レポートの最中に
そ~っと後ろから近づいて
そ~っと僕の後ろ頭からサングラスを外し
そ~っと自分のサングラスをそこへかける、という手順で。

喋るのに夢中だった分、僕は全く気づかなかった。

「盗る」のではなく、「盗り替える」。
この極めて面倒臭い行動に踏み切ったのは
それほどまでに僕のサングラスが欲しかったから。
もしくは、ひとえにその人が笑いをとりたかったから。

どうですか、信じられないでしょう?
でも、これ以外に説明がつきません。
『甲子園には魔物が棲んでいる』ってよく言いますけど
実は、野球選手に限ったことではなかったのですね_| ̄|○

一応、家に持ち帰りました。
身に覚えのある方は名乗り出て下さい、ぜひ((((*ToT*)†~~~

P1010483.JPG

投稿者 斉藤一美 : 2006年09月20日 23:58

 

(C) 2005, Nippon Cultural Broadcasting Inc. All right reserved.