2006年08月21日
母校、悲願の№1!
大会中、出場校の名前がギッシリだった試合予定掲示板。
最後まで残った2校に贈られた“聖なる空白”。
【第15日】でつくはずだった決着。
まさかの引き分け再試合に、燃える5万の大観衆。
シートノック終了、グランドへ一礼。
これだけでも割れんばかりの拍手。
「昨日の今日。さすがに先発を外れるのでは?」
というファン心理を十二分に理解していたウグイス嬢。
『6番・・ピッチャー・・・・・・・・斎藤君』
極めてじれったいスタメン紹介に場内、興奮のるつぼ。
鉄腕スーパーアイドルの肩慣らしを
食い入るように見つめる視線、視線、視線。
同世代最強エース・田中との対戦を控えて、気合の入る背中。
一見、沈着冷静も、指先に宿る魂。
外角低めに真っ直ぐとスライダーで三振の山。
そして迎えた、歓喜の瞬間(T.T )( T.T)(T_T)(T^T)(T∇T)
我が母校・早稲田実業学校高等部が
夏の甲子園で悲願の全国制覇を達成しました!
いや~、泣ける。
ホンッッッッットに泣ける。
荒木大輔先輩と入れ替わりの入学で
甲子園で母校を応援したことがなかった世代の
走りだったので、余計に泣ける。
母校の優勝を甲子園で目撃することが
こんなにも嬉しいとは!!!!!!!
そして、在校生ではなく、卒業生の場合
様々な人生経験を積んだ末に高校時代を思い出すせいか
喜びもひとしおであることに気づきました。
あふれる涙を閉会式の間に乾かした後
今や全国的人気の《ハンカチ王子》が
ベンチ奥に消えてしまう直前、一瞬の間隙を突いて
僕は、握手を求めるという暴挙に出てしまいました。
斎藤クン!おめでとう!!一応、早実の先輩です。
何と最悪な声のかけ方でしょうか(゜▽゜)\(--;)
それでも《王子》は姿勢を正してこちらに向き直り、一言。
ありがとうございます!
予想外の素晴らしい反応です。
浮き足立った僕は、一歩突っ込んだ自己紹介を試みました。
ちなみに僕も“斉藤”です。
もう、恥の上塗り状態。手がつけられません。
しかし《王子》は意に介さず
あ、そうなんですか!
と言いながら、僕が差し出した右手をガッチリ握り返してくれたのです。
斎藤佑樹・18才と斉藤一美・38才。
人間の器の大きさが違いすぎます。
さて《王子》の手の感触。
温かくて柔らかいのは想像通りですが
ビックリしたのは掌の分厚さと指の太さです。
これぞ、豊かな握力が宿る土台といえます。
ケタ外れのスタミナに支えられての
“延長15回・147キロストレート”の秘密が垣間見えました。
それにしても、この手の感じ、誰かに似ている・・
そうだ!松坂大輔だ!!
この事実に気づいた僕は、すっかり盛り上がってしまい
もはや、完全にタメ口です。
ねえ、進路はどうするの?
大学に行きたいです!
えっ!プロじゃないんだ!もう推薦は決まったの?。
はいっ!・・・・・いや・・・・・まだです!
早実は早稲田大学の系属校。
エスカレーターの付属校ほどではないにせよ
推薦枠はたっぷり残っているはずです。
彼の発言はこの先4年間、今度は神宮の杜が
凄まじいまでの佑ちゃんブームに包まれることを意味しています。
別れ際に、もう1回握手した後は
完全に斉藤佑樹ファンとなってしまいました(;^_^A
ただし、このナイスガイには唯一気に食わないところがあります。
それは男女共学の早実の生徒という点です。
王さんも、荒木さんも、み~んな男子校の時代に
甲子園で活躍したんだぞっ!
何で、4年前から早実に女子がいるんだよ!
うぅ・・ただ、ひたすら、うらやましい。
うぅ・・早実に、女子・・_| ̄|○
くっそーっ!!いいなぁーーーーーーーーーーっ!!!
投稿者 斉藤一美 : 23:31
2006年08月20日
幸せなスケジュール変更
木曜日から沖縄で遊んでいました。
世界一のド迫力、美ら海(ちゅらうみ)水族館です。
沖縄風ドーナツ“サーターアンダギー”はどこで食べても◎。
その他、たくさんの思い出と共に帰京した途端・・・
会社から着信アリ。
『高校野球の決勝が
引き分け再試合になったからさぁ
明日、朝イチで
甲子園へ行ってくんない?』
ドヒャーッ!
夏休みが1日減ったーッ!
ウォーッ!!
日本中が注目する大勝負を目撃できるーっ!!
トータルで考えたら、ゼッタイにラッキーです。
しかも、母校の晴れ舞台でっせ( ^ ≧^)
これほどまで球史に残るチームに成長するとは
この写真を撮った8月9日には夢にも思いませんでした。
もう、結果はどちらでもいいです。
後輩達の熱闘、しかと見届けて来ます(^ー^* )
投稿者 斉藤一美 : 23:55
2006年08月11日
悲しき甲子園
梅田駅を出た阪神電車は
平日の午前10時過ぎなのに、通勤ラッシュ並みの大混雑。
すでに車内は高校野球の話題でもちきりです。
「昨日の2番手への継投、ありゃゼッタイミスやで!」
「なぁ、ところで第1試合は今どうなってるん?」
こんな会話があちこちで聞こえてきます。
そして到着。
人生初、夏の甲子園です。
日本の国民的行事だからでしょう。
センターポールの日の丸がどことなく、巨大。
出た!高校野球の真髄・送りバント!!
かちわりを額にのせて涼まないと、暑くて、暑くて・・。
入場無料の外野席も、人によっては海水浴場です。
まぁ、ライトスタンドの上に行くほど
甲子園名物・浜風の通り道なので
こっぴどく暑いわけではありません。
ただ、ビックリしたのはシートの熱さ。
2秒と座っていられないくらい、外野の空席は煮えていました(◎o◎;)
“座っては立ち、座っては立ち”を繰り返してお尻を慣らし
ゆっくりと腰を落ち着けられるようになるまで、3分もかかったんですよ。
ギンギンに「夏」を感じました。
簀巻きのTVカメラ。先人の知恵は偉大ですね。
次の試合のために並ぶのも一苦労。
静岡商業高校・応援団の皆さんもグッタリしています。
そういえば、行きの電車で
前の日に劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた学校の選手達と
乗り合わせた時のこと。
2回戦進出を決めた余韻も醒めないうちに
他校の試合を観戦に行くのがよほど嬉しかったのでしょう。
彼らは、まるで授業の合間の休み時間のようにはしゃいでいました。
その中の1人が二つ折りの携帯を開いて、仲間に嘆いたのです。
『またオフクロからメールだよぉ!
“ちゃんとご飯食べてる?”
・・って同じ文章で2通も来てるし!』
迷惑そうな言葉とは裏腹の笑顔に、心が温まりました(*´ー`)
と同時に・・・・・・・
お母さんの気持ちが手に取るように分かったうえ
その部員の態度を、素直で可愛い(* ̄▽ ̄*)と
思ってしまった自分に気づいてしまったのです_| ̄|○
中1の時からずっと続いていた
【高校野球=荒木大輔=ちょっと年上】という固定観念が
ついに音を立てて崩れました_| ̄|...................................○
まさに、おじさんへの道、まっしぐら。
ほんの、ほんの少しだけ、悲しいけど。
投稿者 斉藤一美 : 23:58
2006年08月05日
お義父さん、ごめんなさい
今夜の帰宅は午前0時過ぎでした。
インボイスSEIBUドームの試合が長引くと、まぁこんなもんですわ。
さすがに腹ペコだったので冷蔵庫を開けてみると
数あるデザートの中でも
僕が最も愛しているものがあるじゃないですか!
水羊羹です
( * ⌒ ◯ ⌒ )
同居している義父がお中元で頂いたものなので
少々気は引けますが、そこはB型・一人っ子の性。
どうしても食べたいものは、万難を排して食べてしまいます(¬ー¬)
“標的”は拍子木サイズのプラスチック容器の中です。
フィルムをはがすと、ピャッ!と水が飛び散りました。
缶詰型ではお目にかかれないスリリングな幕開けです。
底には、短い爪が2本。
プッチンプリンよろしく
その内の1本をペキッと折ると、大好物はニョロッと姿を現しました。
背中に当たる部分には、1ミリ間隔で極細の筋が入っています。
不思議と、この筋が食欲をそそります。
視覚的にも準備万端整いました。
スプーンですくい、口に運ぶと・・口に運ぶと・・口に運ぶと・・
ううううううううううううううう美味い!何て美味いんだΣ( ̄ロ ̄lll)
こんなに美味いものがこの世にあるのかっっっっっっ!
モチモチッとしてるのにしつこくない!
ほど良い甘さが、また次の一口を狂おしく求めているっ!
あぁ、ホントに美味しいよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
残っていたのは、これ1本だけでした。
お義父さんに謝らなければいけません。
僕の表現が大ゲサかどうか
ぜひ、俵屋吉富の本生水羊羹を召し上がってみて下さい。
食べるだけで、今、生きていることに感謝できる一品ですm(._.)m
投稿者 斉藤一美 : 01:32
2006年08月02日
夏が来た
美しいうえに、とにかくデカい!
千葉マリンスタジアムの花火・・・
・・・に見とれる荒木大輔ピッチングコーチ。
遅まきながら、本当の夏がやってきました。
スタジアム前の交差点に咲いたひまわりも元気です。
横から見てみると・・・
種、多過ぎ( T ▽ T )ノ_彡☆
まるで人間の横顔のようです。
花びらも小さいし“スポーツ刈りの少年”って感じ。
とにかく、待望の夏、到来です。
僕が「ボウズ」と呼ぶほど髪が短い小5の息子も
走って、叫んで、笑って、寝て、長い休みを満喫しています。
ゲレンデは百合が咲き誇っていました。
あぁ、高原の夏。
息子のフィールドアスレチックを眺めていたら
あまりに楽しそうだったので、僕も飛び入り!
アホ丸出しの父親ですが、せっかくの夏休み。
親子で楽しまなきゃ、ゼッタイ損ですよ。
ただ、このポッテリとしたお腹だけは何とかしなければ、ね(- .-)ヾ
投稿者 斉藤一美 : 23:43