2006年07月13日
一足お先に、夜のピクニック
話しかけたいのに、どうしても話せない。
向こうも、こちらのことを嫌っているだろうから。
こんな思いを3年近く持ち続けた男女が
互いの気持ちを確かめ合うシーンに、ホロリとさせられました。
試写会で観た“夜のピクニック”は青春映画の秀作です。
最初は、柄本佑(えもと・たすく。柄本明の息子)の
一人だけ浮いた妙なテンションに違和感を覚えるでしょうが
後からジワジワ効いてくるので、ご心配なく。
池松壮亮(いけまつ・そうすけ)演じる純真な男の子の
世話の焼き方も、微笑ましいです (*´ー`)
また、ストーリーの流れとは別の部分ですが
裏方役の近野成美(こんの・なるみ)が
極めて清々しく、テキパキと動いています。
ドジな男の子のひたむきな仕事ぶりを温かく見守る姿に
“どんな人でも、頑張ればいつかは報われる”と
年甲斐もなく夢を見させてもらいました(((o(^。^")o)))
とにかく、この作品は
今後10年間の映画・ドラマを引っ張りそうな俳優の宝庫です。
恩田陸の世界も忠実に再現されています。
原作のファンの方は、ぜひご覧になって下さい(^∧^)
投稿者 斉藤一美 : 2006年07月13日 17:22