2006年06月01日
カープファンファン
*一つ前のブログ
『広島。何かと個性的。』を読んでおいて下されば
より、内容を理解して頂けるかと思います<(_ _)>
外野スタンドをウロウロする仕事【一発レポーター】を
昨日に続いて担当しました。
今日が最後のチャンスです。
余計なお世話であることは百も承知で
レフトスタンドの広島カープ応援団に物申したのです。
なぜ、スクワット応援をしないのですか?と。
その場にいらした団長は、女性。
美人であることは間違いありませんが
カープを愛してこの道22年、という猛者だけに貫禄は十分です。
『いや、あの応援は
私達が強制しているものじゃなくてさ、自然発生的なものなのよ。
だから、やっちゃダメ、とも言ってないワケ。
それにしても・・・えぇ?スクワットしてなかったっけ?
確か、ずっと立ちっ放しだったわよね。
きっと、座席がないから、やるきっかけが作れなかったのよ!
だって“広島スクワット”って
最初は座ってるところから始めるんだもん』
つまり、何となくそうなった、ということで納得しましたが
「僕は放送席から眺める“スクワット”が大好きなので
正直言って淋しいです・・・」と言い残して
西武の応援席・ライトスタンドへ向かいました。
しかし、いざ試合が始まってみると・・・・・・・・・
東出!(立ちあがる人、座ったままの人。各自メガホン振り上げる)
東出!(立っていた人は座り、座っていた人は立つ)
東出!(座った人は立ち、立った人は座る)
東出!(もう1回、座り込んだり、立ち上がったり)
東出ーっ!(立つ、座る)
東出ーっ!(座る、立つ)
スクワット
やってるじゃん!Σ( ̄ロ ̄lll)
熱い!激しい!美しい!
何と統制のとれた応援でしょうか。
間近で観たのは初めてだったので、素直に感動しました。
幸い、カブレラが先制2ランをレフトスタンドに運んだので
ホームランボールを探しに行きがてら
団長の元へ真相を伺いに馳せ参じたのです。
『あれはね・・・文化放送のためにやったのよ。
お兄さんが帰った後、他の団員達に事情を話したらOKしてくれて
“カープファンの皆さん!
文化放送からリクエストが来ましたので
よろしければ、今夜はスクワットで応援して下さい!”
って呼びかけたら、ああなったの』
う、う、嬉しすぎて・・・("⌒∇⌒")
感謝の言葉がすぐには出てきませんでしたm(_ _)m
やっぱり何事も言ってみるものですね。
でも、7回表には“ほぼ立ちっ放し”に戻っていたのはご愛嬌。
さすがに疲れたのでしょう。
1試合に700~1000回、しかも、いつもより深めの屈伸なんですから。
それでも9回表は全員が寄り添うように密集。
凄まじい大声で応援している光景は、まさに圧巻でした。
カープファンの懐の深さとチームへの献身的な愛情に
心から敬意を表します。
カープファンのファンになってしまいそうです(^◇^;)
投稿者 斉藤一美 : 2006年06月01日 23:29