2006年02月24日

荒川静香と握手できた?

トリノの金メダルって、日本人の首から下がっていると
でっかい5円玉に見えませんでしたか?
やっぱり、予想通りでした。

でも、この思いを実感するまで
開会式から2週間もかかったのは予想外です。

荒川静香
世界の頂点に立つ!

彼女がこの8年間で養ってきた
“鮮やかなる迫力”がビンビンに伝わってきて
僕の体は、朝っぱらからカーッと火照ってしまいました。
まさに、金メダルにふさわしい芸術品を作り上げましたよね。

でも、僕はひねくれ者かもしれません。
スルツカヤの逆転金でもいいじゃないか、と考えていたからです。
長野でも、ソルトレークシティでも、届きそうで届かなかった金メダル。
ジャンプの着地でミスをしても、低い採点にも
最後まで笑顔を絶やさないアスリートに
もうそろそろ最高の栄誉が与えられても、誰も文句は言えません。
結局、3位。銅メダル。でも、顔はしっかり笑えている。
作り笑顔が自然なスルツカヤに、心から敬意を表します。

アメリカとロシアよりも高いところに上がる日の丸。
君が代を口ずさむ荒川。
その舞台裏で見せた、氷上のカリスマ・村主章枝の涙。
フィギュア観戦経験の浅い僕が初めて見た、村主の悔し涙。
とても切ない、涙でした。
荒川と、握手できていたらいいのですが。

そして、金メダル確定直後
座っていた荒川に、後ろから右手を差し伸べていたのに
気づいてもらえなかった2人の男性も
あの後、荒川と、握手できていたらいいのですが。


投稿者 斉藤一美 : 2006年02月24日 07:15

 

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