2005年12月04日

参った

もう寝ようかと思ったけど、これは少しでも書かないと眠れない!

村主章枝に感動した。

「感動」は
“てっぺん”コメンテーターの荻原次晴さんが
安易に使うのを戒めている言葉です。
この前Qちゃんが勝った時には
さすがの彼も『これぞ感動』と大納得だったなぁ。

それから、僕はこの常套句を使うのを意識的に避けてきました。
左脳で変換すれば、いくらでも違う表現ができるからです。


なのに
録っておいたNHK杯・フリー演技のビデオを視終えた今
右脳が、この右脳が・・・
プロのアナウンサーの理性をジャマするんです!

村主に感動した。
フィギュアスケートを観て、生まれて初めて心が震えた。

古くはカタリーナ・ビットの妖艶さにKOされ
ミシェル・クワンとタラ・リピンスキーの鼻の穴の大きさに驚き
最近では、浅田真央が唇に人差し指を当てる
“シーッ、静かに”ポーズに萌えていた・・・
そんな自分が、超恥ずかしい。

股関節を痛めて、ロクに練習ができていなかったから
最近はジャンプの着地で転んでばかりいたのに
フリー、完ペキでしたもんね。
不調だった期間は比べものにはならないけど
僕の中では、Qちゃんクラスの衝撃でした。
最悪の状態で、最高の結果を出すなんて
やっぱり信じられないですよ。
積み重ねてきた月日の重さを感じました。

前から、TVを観るたび思ってたんです。
村主って、いつも泣きそうな顔して滑ってるなーって。
結局、泣かないですけど。

それが、今回は、泣いた。
最後の最後に、泣いた。
「泣いちゃいけない」とわかっていたのに、泣いた。

参った。
ど根性アスリート・村主章枝に泣かされた。

優勝した中野友加里も素晴らしかった。
でも、僕は、村主に感動した。

投稿者 斉藤一美 : 2005年12月04日 03:05

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