勉強になりました
12日、大学生3人が文化放送に来てくれました。
彼女たちは、昨年秋、内閣府主催の
女性に対する暴力に関するシンポジウムで
取材に応じてくださった皆さん。
左から、小須賀さん、樋谷さん、長島さんです。
立教大学のコミュニティ福祉学部で
女性福祉を専攻していて、
行政がDV=ドメスティックバイオレンスについて
どんなシンポジウムをするのか
興味があって参加したとのこと。
当日はバタバタしてあまり話が出来なかったので
ぜひ今度ゆっくり話を聞かせてほしい。
ついては、文化放送に会社見学も兼ねて
おいでになりませんか?とお誘いしたのです。
3人は4年生、最後の春休みの貴重な一日を割いて
来てくださいました。
会社見学の後、彼女たちが学んだ女性福祉、
特にデートDVの現状、問題点について、
様々な話を聞かせてもらいました。
先日のクローズアップ現代では、相手が携帯電話で
頻繁に連絡させるなど、束縛をする実例がありましたが、
最近はmixiなどSNS=ソーシャルネットワーキングサービス(コニュニティー型のウェブサイト)
での束縛もあるとのこと。
デートDV=恋人間の暴力は1月に改正されたDV法が適用されず、
使えるのはストーカー規制法くらい。
しかも相手と学校が同じ場合など、なかなか相手から逃れられない。
身を隠すことが出来ない。
また自分が受けているのがDVだと気付かない。
気付いたとしても相談できない。
やっとのことで相談する相手の多くが友人ですが、その友人は何ができるか・・・。
デートDVならではの問題点が見えてきました。
昼食時も含めて2時間お話を伺いましたが、私の率直な感想は・・・
よく勉強しているなぁぁ。
しかも机の上の勉強だけではなく、実習で現場を見ているので
説得力があります。
私が質問すると、今まで学んだ知識の中から、自分の意見も交えて答えてくれます。
それに・・・
しっかりしているなぁぁ。
自分はこう生きていきたい、というスタンスを持っている。
私が大学4年の頃は、ここまで精神的な自立をしていませんでした。
(ずいぶん前になりますが・・・。)
結婚はするかもしれないけれど、相手に幸せにしてもらおう、という依存心が少ない。
お互いに尊重できる関係でないと・・・
DVの支配関係を学んできましたからね。
「でも、こういうこと言うと、可愛くないとか言われちゃうんですよね。」
と笑う彼女たち。
就職先は様々ですが、大学時代に学んだことを社会で生かしていってほしいです。
一回り以上年下の彼女たちから、多くを学んだ私でした。
学んだことを、今度は私が伝えなければ・・・まだまだ勉強です。
みんな、ありがとうね。