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2006年06月10日
ものすごい執念を見た
思わずウソーっ!!と叫んでしまった。
6回に飛び出した李承燁の2打席連続のホームラン。
まるでビデオでも見ているように前の打席と同じようにロッテファンで埋まるライトスタンドに
飛び込んでいった。
左手の指を突き指し、昨日のソフトバンク戦を欠場。痛みはまだまだ残っているはずなのに、
阿部の欠場で早くも試合復帰。
守備にもつけないような状態で打ったこの2発は大敗の中でものすごく光り、
ジーンと来てしまった。
そして、その姿は主力の相次ぐ故障離脱で図らずも力不足を露呈してしまったG戦士たちへ
強く訴えかけるものだったと思う。
「ロッテにいたら試合に出られなかった」と巨人への移籍理由を話したことがある。
葛藤と周囲の雑音に苦悩しながらも移籍を決断した李承燁が、
古巣のしかも聖地千葉マリンでの試合に気合いも乗っていただろう。
かつてのチームメート、バレンタイン監督、そしてかつては韓国語で暖かい声援を
送ってくれていたロッテファンの前で放った強烈な恩返し弾。
大敗に原監督は言った。「強い反骨心を崩してはいけない」。
これぞ原監督の求める強い反骨心、こんな選手ばかりだったらプロ野球ってもっともっと面白くて
魅力的なのにと思った一夜だった。
上野智広
試合終了後のグラウンド。明日も歓声に包まれるのだろう。。。
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2006年06月10日 12:24