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2006年04月13日

仁志、闘志丸出し

斉藤一美です。

今度の土曜、珍しいことに横浜×巨人戦を実況することになりました。
なので、今日から4日間だけ“にわかジャイアンツ担当”なのです。


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かといって、全く戸惑いはありません。

だって、豊田と小坂にイ・スンヨプまでいるんですよ。
しかも、キャプテンは小久保。
パ・リーグ好きにはたまらなく美味しいチームに変貌してますもん。

あと、98年・厳寒の神宮球場で
開幕投手・石井一久に果敢に立ち向かう一日を
合宿所を出る朝からず~っと追いかけて以来、丸8年。
秘かに大ファン・高橋由伸も今年は元気ですし・・・・・・

去年5月、息子と参加した
『ジャイアンツ・親子野球教室』のバッティング指導で
僕たち親子に気持ちよくティーを上げてくれたナイスガイ・矢野謙次も
しばらくスタメンで起用されそうで、嬉しいかぎりですわ。

それにしても、対広島②は野球の醍醐味が凝縮された好ゲームでした。
ここに座るハメになった方は、柱からボールが飛び出す
つまらない試合でしかないでしょうが・・・ホントにかわいそうです。


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初回、制球に苦しむ工藤を救ったのが、由伸のスーパーダイビングキャッチ。
2点のビハインドは、川中・小坂・二岡のバットであっという間に追いついて
矢野が、相変わらずの“半・全力疾走”のベース1周で、もう勝ち越し。
由伸の【長嶋看板直撃弾】で突き放し
小坂が送ったランナーを二岡が返す、最高の流れ。

林が打たれて1点差になったのは、G党の皆さんに
守護神・豊田清がいることのありがたみを分かっていただく、という意味で
最高のシナリオですよ。

でも、僕の心が最も揺さぶられたのは、仁志敏久の闘争心。

小坂が攻守に渡って大活躍しているため
今日もベンチを温めていましたが
終盤、代打で起用され、目の覚めるような中前打。
そして、外野手の正面の打球にも関わらず
トップスピードで鋭く一塁を蹴り、二塁を窺ってから急ブレーキ!
ベースに戻った仁志が、肩で息をしている様子に
『・・・いつか見ていろ・・・』というメッセージが
込められているような気がしたのです。
彼は二岡の左前打で本塁へ突っ込み、クロスプレーで生還。
この《7回裏の1点》が、4カード連続の勝ち越しをもたらしたのです。

何かあれば、メラメラ燃えてる仁志が控えるジャイアンツ。
強いに決まってるじゃないですか!

ここに座るボスが替わるだけで、まるで別のチームですね。

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投稿者 joqr : 2006年04月13日 14:19