2010年09月01日
日本の匠
ゲスト:かつお節の匠 稲葉泰三さん
かつお節販売の有限会社「タイコウ」の取締役社長・稲葉泰三さんは東京都生まれの54歳です。20歳の頃より家業であった鰹節業界で働き始め研鑽を積まれ、1986年に鰹節を専門に販売される会社「タイコウ」を東京都中央区の晴海に創業。鹿児島県・枕崎産で、限られた水揚げ量の一本釣の鰹を原料とし、手間隙をかけた伝統の製法でつくられたかつお節を販売されています。また、鰹節本来のおいしさを多くの方に知ってもらうために「鰹節マイスター」として全国で出張出汁取り教室を開催されています。
実は、かつお節には2種類あり、カビをつける「枯節」(仕上節)とカビをつけない「荒節」です。「枯節」は、よく太って脂ののった生鰹を使い時間をかけてじっくりと世界一堅い発酵食品に加工されます。
今回、稲葉さんにスタジオで「一本釣本節」を削っていただきました。実際、本節は値が張るものの、出汁が取れる量が多くお得なんだそうです。皆さんもぜひ、「タイコウ」の鰹節で出汁を取ってみてはいかがでしょうか。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年09月01日 12:38