8月30日~9月3日の邦流は、姜尚中さん
今週の「邦流」のゲストは姜尚中さん!
8月30日(月)「 貧しいながらも暖かな生活 」
熊本の在日韓国・朝鮮人集落でお生まれになった姜尚中さん。当時は、どぶろく作りのようなアンダーグラウンドな仕事で生計をたてるような貧しい生活ながらも、なにか暖かさを感じる… そんな日々を過ごしていたそうです。しかし、ある時、どぶろく作りを摘発に来た税務署員に対し、普段は気が小さかった姜尚中さんのお母様が思わぬ行動にでて…。
月曜日は、姜尚中さんのご両親のお話をいろいろと伺っております。
8月31日(火)「 プロ野球選手を目指して 」
「大学に行っても在日ということで必ず苦労する。ならば、同じ在日の張本勲さんのように実力勝負の世界で成功を収めて欲しい」というお母様の考えで、小さい頃から野球を続けていた姜尚中さん。しかし、進学した早稲田大学の野球部を見て、そのレベルの違いに愕然。「自分は何者なんだ?自分は何をしたいのだ??」と思い悩むようになってしまいます。
火曜日は、姜尚中さんの学生時代のお話。
9月1日(水)「 『永野鉄男』 から 『姜尚中』 へ 」
ある時期までは日本名である「永野鉄男」を名乗っていた姜尚中さん。
水曜日は、姜尚中さんが韓国名を名乗ることを決意したいきさつなどを語って頂きました。キーワードとなるのは
意外にも … 「仮面ライダー」です。
9月2日(木)「 姜尚中、奥様を語る 」
木曜日は、奥様であるマリコさんとの出会いから結婚に至るまでの紆余曲折エピソード。
普段は淡々と語る姜尚中さんですが、この時ばかりは大照れでいつもと違う様子です(笑)
また、一時期話題となった『外国人指紋押捺拒否問題』の顛末についても詳しく伺いました。
9月3日(金)「 最新作『 母 -オモニ- 』 」
姜尚中さんの自伝的長編小説「 母 -オモニ- 」が好評発売中。
「戦後の動乱期の体験を若い人にも伝えたかった」、「この作品を読むことで、読み手の方も自身の母親のことを改めて思い出してほしい」など、最終日は、この作品に対する姜尚中さんの想いをたっぷりと…。
<姜尚中>
1950年、熊本県熊本市に生まれる。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。
旧西ドイツ、エアランゲン大学に留学の後、国際基督教大学助教授・準教授などを経て、現在東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。
専攻は政治学、政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広く活躍。主な著書に『オリエンタリズムの彼方へ――近代文化批判』、『マックス・ウェーバーと近代』、『ナショナリズムの克服』、『姜尚中の政治学入門』、『日朝関係の克服』、『在日』、『ニッポン・サバイバル』、『愛国の作法』、『悩む力』など。
投稿者 joqr : 2010年08月29日 16:00