6月28日~7月2日の邦流は、梅沢富美男さん
今週の「邦流」のゲストは梅沢富美男さん!
6月28日(月)
「 天才子役、現る 」
旅から旅への劇団一家、8人兄弟の7番目としてお生まれになった梅沢富美男さん。
1歳7ヶ月の時、幕間でお母様がちょっと目を離した隙に花道に出てしまい、流れていた音楽に合わせて踊りを踊ったのが梅沢富美男さんの初舞台だったそうです。しかも、これがお客さんに大ウケ!
その後、新聞などで「天才子役」と呼ばれて話題となるのですが、話題になればなるほどその性格は捻じ曲がり始め…。
月曜日は、梅沢富美男さんが「天才子役」として隆盛を極めていた頃の「嫌な子供ぶり」などを伺っています。
6月29日(火)
「 人生の頂点からどん底へ 」
子供の頃は「劇団一の人気者」として周りにチヤホヤされていた梅沢富美男さんでしたが、小学校2年生になるとTVの台頭などで劇団の経営が傾き始め、その生活は一変。暮らしていくために悪い仲間たちと一緒に盗みをはたらいてしまったこともあったそうです。
しかし、そんなある日、鉄クズを盗むために忍び込んだ工場での出来事が梅沢富美男さんを再び「役者の道」に引き戻すきっかけとなり…。
火曜日は、梅沢富美男さんが幼くして人生の道を踏み外しそうになってしまったというお話。
6月30日(水)
「 芸の肥やし と 下町の玉三郎 」
ご両親から「(芝居の幅を広げるために)役者は遊べ」と言われ、若い頃は「真面目に一生懸命に遊んだ」という梅沢富美男さん。水曜日は、そんな梅沢富美男さんの"芸者さんをめぐる危機一髪エピソード"をお届けします。
また、「下町の玉三郎」とも言われる梅沢富美男さんの女形の秘密にも迫っております。
女形を極めるために何度も女性に殴られ、痴漢に間違われ … いろいろと大変なんです。
7月1日(木)
「 恋のカラクリ夢芝居 」
木曜日は前回に引き続き、梅沢富美男さんの女形のお話から。女性らしく見える仕草や具体的なコツなどを
伺っておりますので、女性リスナーの皆さんは必聴ですよ!
そして、梅沢富美男さん曰く、「小椋佳さんがたった一日でいい加減に作った」という大ヒット曲『夢芝居』に
まつわる裏話もたっぷりと…。
7月2日(金)
「 明治座での達成感 」
本格的に役者を志した時に、兄・梅沢武生から贈られた言葉。
役者をやめようと思った時に相談した漫画家・石ノ森章太郎さんからの叱咤激励。
梅沢富美男さんは様々な人たちに支えられながら、遂には、明治座に大勢のお客さんを迎えての舞台を成功させ、この時、人生で最大の達成感を得たそうです。
最終日は、そのあたりのエピソードを詳しく伺っております。
<梅沢富美男>
現在、梅沢武生劇団副座長。
父(故 梅沢清)は大衆演劇(剣劇)一座の座長で、戦前・戦後まもなくの大衆演劇隆盛期の大スタ-で、浅草「常盤座」等の劇場を超満員にした程の花形役者であった。母(故 竹沢籠千代)は娘歌舞伎出身。梅沢武生劇団は、歌舞伎演目のパロディ-芝居、ミュ-ジカル仕立てのショ-、レビュ-を得意とする。現在、梅沢武生劇団一行総勢50名、長男「武生」が座長で兄弟8人の大半が座員のファミリ-劇団である。その中で梅沢富美男の役どころは二枚目から三枚目、艶やかな女形姿にての舞踊までと幅広くこなしている。最近ではテレビ出演も精力的で、子供から大人までの幅広い年齢層からの支持を受けている。
投稿者 joqr : 2010年06月27日 16:00