2010年02月10日
日本の匠
ゲスト:創作すしの匠 阿部智之さん
阿部智之さんは、北海道の生まれの44歳。東京都港区東新橋にある「すし善カレッタ汐留店」の店長です。
そんな阿部さんは、去年の11月にイギリスのロンドンで開催された世界各国のすし職人が創作すしの腕前を競う「EAT―JAPANすし大賞2009」において大賞を受賞されました。
この「EAT―JAPAN すし大賞」は日本の農林水産省とイギ
リスの民間企業が共催する大会で、アメリカ、イギリス、イタリア、
スウェーデンなど6カ国の競技会の優勝者が出場。阿部さんを含め
7人のすし職人が大賞を競いました。
阿部さんが出品したのは「クリスピー・サーモン」。道産子らしくサーモンを使い、江戸前のヅケの技法とモダンさを融合。しょう油に一晩漬けこんで余分な水分を抜き、うま味を凝縮させたサーモンのにぎり。トッピングに、アボカドとレンコンのチップ、さらに天ぷらの衣でサクサクとした食感を加えたそうです。
当日、阿部さんは会場で1時間半の間に「クリスピー・サーモン」を350個作り、それを約300人の一般参加者と5人の審査員が食べ比べて採点。点数は非公開ですが、阿部さんは2位以下に大差をつけてダントツの1位だったそうです。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年02月10日 11:48