『日比谷公園の中心で妻に愛を叫ぶ』
1月31日は『愛妻の日』。
あくまでも、「日頃お世話になっている奥様に、
旦那さんが愛を叫ぶ」という、あくまでも妻帯者、
奥さんがいる人に向けたイベントである。
日比谷公園の噴水を背に仮設ステージを組んで、
そこで「さぁ、どうぞ愛を叫んでください」という訳だが、
ステージの回りを報道陣のカメラ・マイクが取り囲み、
さらに、その外側を野次馬のみなさんが好奇の目を
向ける・・・そんな環境で、おいそれと自分の妻に
愛を叫ぶことなどできるのか・・・!?
主催者も、嬬恋村の村長さんも盛り上げようとして、
軽いジョークをかますが、無表情な報道陣に阻まれる。
ここは、オレがいくしかない!!
演劇魂が燃え上がる。
意を決してステージに上がり、第一声でいきなり
「オレには妻はいません!!」と、堂々と叫んだ。
すると、「え!誰!?これ、妻や愛する人に
愛を叫ぶイベントなんだけど・・・」という空気が・・・。
「結婚する予定もない。一生できないかもしれません。
・・・でも、家に帰ったら誰かにいてほしい!
そう思いませんか!!」と、続けてみた。
「・・・知らね~よ。オメエのコトなんか」的な雰囲気に。
それでも、「・・・誰でもいい!愛してま~す!!」
と、叫び続ける清水。
すると、観客から大きな拍手と歓声が沸き起こる。
これに気を良くしたオレは、「どうした報道陣!?」
行き場を求めた演劇エネルギーが、なぜか報道陣に
飛び火していく。
「他人事じゃね~ぞ!」
もはや、完全な言いがかり。
しかし、ここで更に観客から「そうだ!!」という、
同調する声が。
それに乗っかった清水は、「よ~し、いくぞ!
“愛してる”!“さ~け~べ”!」と絶叫しながら、
観客に手拍子とコールを強要。
すると、報道陣も渋々ながら手拍子をしてくれた。
最後に、もう一押し。
「誰でもいい~!!」
ここで、なぜかの大拍手。
すると、「こんな感じでもいいんだ。」と、それまで
息をひそめていた参加者が清水の後に続く。
「オレは、まだ告白していない人がいる!
○○ー!好きだ~!!」
「私は私が大好き!」
もはや、妻とか愛する人とかも関係ない状況に。
慌てた司会者が、「え~と、・・・少し趣旨が変わって
きましたが・・・」とフォローを入れる。
すると、「全然平気だぞ!」と、叫ぶオレ。
それを聞いた司会者も即座に「全然平気です!」と一言。
事態は、ますます“ややこしく”燃え上がる!
さて、このイベントの行方は!?
そして、この模様とオレの顔が、テレビのニュースや
新聞社のHPに載ったのだとか。
オレ、イベントの趣旨とは違うことを叫んだのに・・・。
カミングスーン!!
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年02月04日 13:13