2010年02月03日
日本の匠
ゲスト:桐たんすの匠 井上雅史さん
明治13年(1880年)創業、JR品川駅から徒歩3分に立地する「相徳」の桐たんすは、高級家具ブランドとして全国に知れ渡っています。その四代目、代表取締役 井上雅史さんは、東京都港区生まれの54歳です。
伝統工芸に造詣の深い井上さんは、桐たんす以外にもさまざまな桐の工芸品を手掛けられ、2007年には東京都伝統工芸チャレンジ大賞で入賞を果たされています。
桐は日本国内でとれる木材としては最も軽く、材質が均一であるために狂いが生じにくく、精密な加工に向いているそうです。
また湿気を通さないため、簞笥や箱などの家具調度類、箏などの楽器類、下駄や神楽面など古くから高級木材として利用されてきた歴史をもっています。さらに桐は耐火性に優れており、火災のときも水がかかるとその吸収が早く、いわゆる目がつまって内側に炎が入るのを防ぐんだそうです。
★「桐たんす 相徳」のHPはこちら!
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年02月03日 11:31