1月25日~1月29日の邦流は、江川紹子さん
1月25日≪月≫:江川紹子さんの学生時代
江川紹子さんは東京都杉並区生まれ。新聞記者のお父さんとはほとんど会えず、ある日お父さんを見た江川さんが、思わず「こんにちは」と言ってしまったほど。また、お母さんは厳しく、夜は8時に就寝、テレビも自分で認めたものしか見せなかったそうです。そんなお母さんの方針で、江川さんはピアノを習っていましたが、先生との相性も悪く、いつも辞めたいと思っていたそうです。ところが、高校時代にある曲を聴いたとき、江川さんの気持ちに変化が生まれます。
1月26日≪火≫:早稲田の水泳同好会から就職活動へ
何故か「早稲田大学に入る」イメージを固めていた江川紹子さん、予定通り早稲田大学に合格します。しかし、本来やりたかったオーケストラクラブには入らず、全く別方向の水泳同好会に入ります。そこで江川さんは「早稲田大学の水泳部を卒業した」と言うほど、水泳に染まった毎日を過ごします。今日は、そんな江川さんの学生時代、そしてなかば偶然、神奈川新聞に合格するまでのお話を伺います。
1月27日≪水≫:女性記者として活躍
期せずして新聞記者への道を歩み始めた江川紹子さんでしたが、職場の仲間にめぐまれ、充実した記者生活を過ごします。当時、神奈川新聞では女性記者の江川さんを広告塔にしたい狙いがあったそうですが、仲間のサポートもあり、江川さんにとっては、女性であることによる苦労よりもメリットの方が大きかったと思うそうです。今日は、江川紹子記者の初めての事件取材のエピソードなど、新聞記者時代のお話を伺います。
1月28日≪木≫:オウム真理教との闘い
江川紹子さんの名前を一躍有名にした出来事といえば、あの「オウム真理教事件」の取材でした。きっかけは、神奈川新聞をやめて、フリーで活動するようになった江川さんに、子供の行方が分からなくなったオウム信者のお母さんから相談があったことでした。その後、江川さんは様々な危険に身を晒すことになります。今日は、オウム真理教の取材に関するエピソード、そして取材を通じて江川さんが考えたことなどをじっくり伺います。
1月29日≪金≫:インタビューという仕事
オウム真理教の取材の後、江川紹子さんのお仕事に対する意識には変化が生まれたそうです。「自分探し」のつもりで新興宗教にはまり込んでしまう若者をたくさん取材した江川さんは、やがて人の人生について話を聞き、伝える「インタビューという仕事」を自分のライフワークだと考えるようになります。今日は、そんな江川さんの仕事に対する考え方を伺いながら、その集大成でもある著書「勇気ってなんだろう」についてお話を伺います。
<江川紹子>
神奈川新聞社会部勤務を経てフリーに転身。
1989年11月坂本堤弁護士及びその家族の失踪以来、オウム真理教と関る。
地下鉄サリン事件以降、オウム真理教問題に集中。
週刊誌にオウム裁判傍聴記を執筆する。
その後も、様々なコメンテーターや講演活動を行う。
文化放送では「吉田照美ソコダイジナトコ」で毎週金曜日のコメンテーターを務める。
最新刊は「勇気ってなんだろう」(岩波ジュニア新書)。
投稿者 joqr : 2010年01月24日 16:00