『春の七草』
明けましておめでとうございます。
今年の第一回目は、『春の七草』を探してきました。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・・・
などなど、そんな感じのヤツです。
あと、すずな・すずしろ・・・みたいな感じ。
お店で『七草粥セット』ってのが売ってますが、
そういうのは買わない。
全部、自力で探す。
そして、あくまでも自分で摘んだもので
『七草粥』を作る・・・っていう試みな訳です。
『野草図鑑』を買い求め、それを片手に多摩川の河原に。
・・・・・・見つからない!
なかなか見つからないんだな、これが。
というよりも、図鑑の写真と比較しても、どれがそれで、
どれがそれじゃないのか、まったく分からないんだよな。
そこで、人に尋ねてみることにするが、
なかなか知っている人がいない。
中には、「七草粥セットを買ったら?」なんて人も・・・。
だから、絶対に買わないんだってば!
そんな状況の中で、途方にくれていると一人の釣り人が、
「七草ならいっぱい生えてるよ、その辺に」と教えてくれた。
ホントに?
その辺に?
「一緒に探してあげるよ」と、オジさん。
ブルーシートを張って住んでいる方々の間をぬって
入っていき、「ここ!これだよ!!」と。
太い茎、デカイ葉っぱ。
・・・え、これは?
「すずしろだよ」
ホントに!?
「じゃあ、次は・・・せりだな。せりはあそこだよ。」
・・・あそこって、川の三角州のところ?
大丈夫か?
「あと、ごぎょう・はこべらはあそこ!」
・・・え?土手の植え込み?え?
挙句の果て、オジさんが「絶対にこの河原には無い」
と言い切ったナズナまでもが、あっさりと発見され、
七草どころか、十とか十一草ぐらいのラインナップが揃う。
数もオーバーしてるし、図鑑を参照してみても、
「ホントにこれなのか?」という感じのモノも・・・。
違うんじゃないかなぁ、あれもこれも。
不安な顔のオレに「大丈夫!」と、力強いオジさんの太鼓判。
その後、お世話になったオジさんとわかれ、
自宅で『七草粥』の調理にかかる清水。
果たして、『七草粥』の、そして無理矢理食べさせられる、
演劇の後輩の運命は!?
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年01月07日 12:08