2009年11月18日
日本の匠
ゲスト:都会牧場の匠 小泉與七さん
小泉與七(こいずみ よしち)さんは、67歳。東京23区で唯一牧場を経営されている「小泉牧場」の牧場主です。
昭和10年、お父様である先代の藤八さんが東京都練馬区の大泉学園に「小泉牧場」を開業。その後、2代目の小泉さんが家業を継がれ、都市化が進むなかでも酪農を続けてこられました。
現在は、ご子息の3代目・勝さんともども約700坪の敷地で、約40頭の乳牛・ホルスタインを飼育されています。
そんな「小泉牧場」のまわりはマンションや住宅が立ち並んでいて、以前は、色々な問題で苦労をされたそうです。特に、ふん尿の処理と臭いの問題で大変苦労したということでした。
小泉さんが牧場経営が公害扱いされて悩んでいたころ、学校関係者や地域の人々から牧場の見学や体験学習をしたいという話がきたそうです。そして、地元の大泉小学校の子供たちと交流を持つようになり、地域のひとたちと交流しふれあうことで畜産に対する理解も生まれていったそうです。
東京23区で唯一の牧場「小泉牧場」は、子供から大人まで多くの人が訪れます。牛乳の生産の場としてだけでなく、酪農体験や「食育」の場としても親しまれ、地域のシンボル的存在になっています。
今回は、小泉さんに、小泉牧場特産の「アイスミルク」をお持ちいただきました。(1個300円)
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年11月18日 11:22