2009年11月04日
日本の匠
ゲスト:エボナイト製造の匠 遠藤昌吾さん
遠藤昌吾(えんどう しょうご)さんは、東京都荒川区出身の68歳。昭和27年創業の日興エボナイト製造所の2代目の社長さんで
日本で唯一「エボナイト」を製造されています。
「エボナイト」は、自然素材である天然ゴムと硫黄から作ります。
硬く光沢をもったゴムで、外観がコクタン(エボニー)に似ていることから「エボナイト」と呼ばれているそうです。その特性は電気を通さない絶縁性、酸性にもアルカリ性にも強い耐薬品性などの優れた性質を持ち、絶縁体などの電気部品から「ボウリングの玉」、「高級万年筆」、「喫煙具(パイプ)」など多くの用途に利用されていました。
遠藤さんにスタジオにお持ち頂いた万年筆は、手に馴染み、しっとりとした質感を持ち、インクの流れもとても滑らかでした。
日興エボナイト製造所が出品する展示会「良いモノ 一生モノ 出会い展」は、11月20日より23日、台東区谷中の「ぎゃらりぃ茶屋三番地」で開催されます。
また、日興エボナイト製作所の万年筆を販売するHP「笑暮屋」はコチラから
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年11月04日 12:15