9月28日~10月2日の邦流は、上條恒彦さん
今週の「邦流」のゲストは、上條恒彦さん!
9月28日≪月≫:上京した頃の話
長野県松本近郊の小さな村で子供時代を過ごした上條恒彦さん。
幼い頃亡くなったお父さんは、地元では有名な民謡の歌い手だったそうです。
高校2年生の頃、上條さんは演劇部に勧誘され、入部。演劇部の先輩の影響で
俳優をめざすようになり上京します。
東京では、様々な仕事をしながら舞台芸術学院に入学した上條さんでしたが、
ある意外な理由で、すぐに辞めてしまうことになります。
9月29日≪火≫:歌手への転向
舞台芸術学院を辞めた後、サンドイッチマンをしていた上條恒彦さんは、
勤め先の歌声喫茶で歌を歌うようになります。
ある日、新宿の有名な歌声喫茶のマネージャーが、上條さんの力強い歌声を聞き、
役者ではなく歌手を目指すよう助言します。
その後、上條さんは、昭和44年に「雨夜降れ」でレコードデビュー。
同じ昭和44年には、NHKの人気番組「ステージ101」で、いきなりレギュラーに
抜擢されます。しかし上條さんは、何故かレギュラーではなく、準レギュラーに
してもらうようお願いしたそうです。その理由とは?
9月30日≪水≫:俳優への道とドラマ「金八先生」
歌手として着実に頭角をあらわしていた上條さんに、「出発(たびだち)の歌」
の大ヒットの頃から、再び俳優の仕事も舞い込んでくるようになります。
きっかけはTBSで歌番組の司会をしていた時、賠賞千恵子さんのお婿さん役として
「歌が上手くて声がでかい男」が必要だったことだそうです。
上條さんの俳優活動の中で、ドラマ「3年B組金八先生」の仕事は、今でも特別な
思い出になっていると言います。
今日は当時のエピソードも交えて、俳優・上條恒彦さんに注目します。
10月1日≪木≫:山の中での生活
上條さんは1987年にお住まいを長野県八ヶ岳山麓に移したそうです。
自分でログハウスまで建てたという上條さん。しかし、田舎暮らしは、実は大変な
苦労と手間の連続だそうです。もともと胃潰瘍持ちの上條さんは、むしろ東京で
舞台やドラマの仕事があるときの方が楽で、山に戻るとかえって胃が痛むように
なったそうです。しかし、それでもご自分で育てる野菜の味は格別とか。
今日はそんな上條さんの山での暮らしについて伺います。
10月2日≪金≫:舞台の魅力
上條恒彦さんと言えば舞台です。代表作「ラ・マンチャの男」は、1977年から32年間、
「屋根の上のバイオリン弾き」は23年間のロングランとなりました。
ひとつの作品を長く続けることで生まれるお客さんとの関係などについて、
貴重なお話を伺いました。
さて、上條恒彦さんが主演する舞台「サロメ」が東京グローブ座で、10月19日月曜日
から25日日曜日まで行われます。オスカー・ワイルドの不朽の名作「サロメ」を、
大胆な日本風アレンジで「翻案」した作品です。こちらについても伺っています。
<上條恒彦>
長野県朝日村生まれ。
「出発の歌」で71年世界歌謡祭グランプリ受賞。
TVドラマ「木枯らし紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」がヒット。
ドラマでは「遥かなるわが町」「春よ来い」大河ドラマ「秀吉」「3年B組金八先生」など。
主な舞台に「ラ・マンチャの男」「屋根の上のヴァイオリン弾き」など。
投稿者 joqr : 2009年09月27日 16:00