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2009年09月24日

『裁判』

今回は『裁判』を見てきました。

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『裁判員制度』導入後の『裁判』は、どうなっているのか・・・。

何が変わったかっていっても、そうは変わらない。

『裁判』というものの本質は変わらない。

確かに傍聴しようって人はチラホラ増えているかな。

注目されるのはいいことだ。

そして、ギャラリーが増えると、人は張り切る。

検事も弁護士も判事も人間だ。

張り切るっていうのは、悪いことじゃない。

誰だって、自分の仕事を人に見てもらいたい。

そう、ある意味で裁判も『晴れ舞台』なのだ。

でも、人前で訴追したり弁論したりするのは、
緊張する。

リハーサルで出来ても、本番ではあがってしまって、
出来ないなんてことも多い。

なので、『裁判』にも『演劇』の訓練が必要だ、
とオレは思う。

あと、いくつかの『裁判』を見て、つくづく人間っていうものは、
理屈じゃないんだなと感じさせられた。

情状酌量を訴える局面で(事実関係の認定よりも、
もう事実はわかっているので、情状酌量をどう訴えるか、
というケースの方が多かった)、一番強く弁護士の
論調のバックに流れているのは、『演歌』だった。

「こいつもバカなことやっちまったけど、
それにはいろいろと仕方ない事情があった。
反省しているから、どうか許してやってくれねえか」
という、減刑の嘆願だ。

時には、判事や検事までもが『演歌』な判例もあり、
とても興味深かった。

日本人は『演歌』で動くんだ。

上野発の夜行列車にズンズンズンドコ乗りながら、
お酒はぬるめで、着てはもらえぬセーターを
涙こらえてヘイヘイホー・・・な、そんなあいつが
憎い、恋しい、憎い、恋しい・・・巡り巡って今は恋しい。

雨、雨降れ降れ、もーっと降れ♪
私のいい人連れてこい・・・

(つづく)

(by 清水)

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投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年09月24日 12:34

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