2009年09月09日
日本の匠
ゲスト:盆栽の匠 近藤暁生さん
近藤暁生(こんどう あきお)さんは、東京都町田市の出身の41歳。高校を卒業後、サーフィンに打ち込み、日本とハワイを往復する青春時代を送っていました。しかし、将来の不安を感じ、愛知県の盆栽家・神谷喜八郎(故人)に弟子入りします。
そして、1995年、27歳のときに「BONSAI」を教えるために渡米。サンフランシスコを中心に、富豪の大邸宅で「BONSAI」の剪定をしたり、講習会を開いていたそうです。
そんな近藤さんは、アメリカから帰国から5年、国内最大の展示会「第31回日本盆栽作風展」で環境大臣賞を受賞します。
盆栽は、線(形)、バランス、美しさが命。そのためには、針金を巻きつけて枝を伸ばす方向を調整し、ひとつひとつの枝を生かすために、ほかの無駄な芽はこまめに摘んでいくそうです。
そうして、それぞれの鉢に命を吹き込み、「盆栽」に仕上げていくそうです。
また、寿命の長い盆栽は、市場などの売買で「旦那」と呼ばれる所有者が次々と変わり、その都度、世話を任される職人も入れ替わり、
盆栽が、受け継がれていくそうです。
「BONSAI」が、海外で大ブームとなっていることもあり、今後は海外に本格的に進出する計画だそうです。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年09月09日 12:14