2009年08月26日
日本の匠
ゲスト:麦茶作りの匠 小川良雄さん
明治41年の創業、「小川産業株式会社」の3代目、小川良雄さんは、東京都江戸川区のお生まれの54歳。昭和56年から家業の仕事をされ、平成14年に社長に就任されました。伝統の製法にこだわる絶品の「麦茶」を作り続け、「小川の麦茶つぶまる」などの商品は、全国からのお取り寄せとしても大変な人気を博しています。
小川産業の伝統的な製法とは、石釜と二度煎り。工場では代々伝わる2台の石釜が活躍中です。まずは、細かい砂を投入した1号釜で、焙煎し麦の殻をはぜさせます。「はぜる」とは「爆ぜる」と書き、「はじける」の意味。麦は急激に熱を加えると膨らんではじけることです。その後、2号釜を使い、2回の焙煎で香ばしい風味と色合いを出します。1回で焙煎すると表面だけが焦げて苦みが出てしまうので、二度煎りして、じっくりと中まで均等に熱を通して、麦の甘みを引き出すそうです。
●小川産業のHPはこちら
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年08月26日 12:53