2009年07月01日
日本の匠
ゲスト:学びの匠 原田義道さん
本日は、いつもの「お仕事の匠」とはちょっと違いました。
76歳から夜間中学に通い始め、この春89歳で明星大学大学院の修士課程を修了された原田義道(はらだ よしみち)さん。
原田さんは、1919年(大正8年)岐阜県生まれの89歳。尋常小学校を卒業後、家業である材木仲買業を手伝っていましたが、戦争で徴兵されます。その後、1958年(昭和33年)に上京され建設会社に就職、76歳までお勤めされました。
そして、退職されて若いころ学べなかった分を取り戻したいと思い、夜間中学と定時制高校に通い、83歳で明星大学経済学部の公募制推薦入試に合格。大学を卒業されたあとは、明星大学大学院の経済研究科に進学され、この春89歳にしてみごと修士課程を修了されました。
大学の講義はほとんど休まず出席され、講義の前後に予習と復習を欠かさず繰り返し、ノートは整理しながら要点を箇条書きにしてまとめるていたそうです。
そんな原田さんが学校へ通い続けたいちばんの理由は、世の中を広く見るため。勉強してないと世の中って広く見えないということでした。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年07月01日 11:32