2009年06月17日
日本の匠
ゲスト:ピコピコハンマーの匠 柴求馬さん
柴求馬(しば もとめ)さんは、茨城県出身の63歳。柴さんは、東京都・台東区の蔵前にある創業1724年という老舗の玩具メーカー増田屋コーポレーションに、1968年に入社。ピコピコハンマーをはじめ、数々のヒット商品のデザインや開発に携わってこられました。
柴さんが入社した1968年(昭和43年)に初代ピコピコハンマーを発売。当時からデザインを担当され、コントで使う「ハリセン」をヒントに作ったそうです。
叩くと痛いという、ハンマーのイメージとのギャプが狙いで、叩く部分を蛇腹にしてクッション性を高めたそうですが、「ピコッ」という音が出るまで半年を費やしたそうです。
ピコピコハンマーの正式名称は、「KO(ノックアウト)ハンマー」。いつの頃からか「ピコピコハンマー」と呼ばれるようになり、正式な商品名より有名になったそうです。また、1980年代に人気が再燃、テレビのバラエティ番組でビートたけしさんが使ったのも影響が大きかったようです。
また、ラジコンは、増田屋コーポレーションが日本で初めて開発した商品。日露戦争で使われた無線技術を応用し、1955年(昭和30年)に発売されました。
★㈱増田屋コーポレーションのHP
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年06月17日 11:09