2009年05月20日
日本の匠
ゲスト:野球帽の匠 八木下邦夫さん
八木下邦夫さんは、東京都生まれの68歳。創業80年、野球帽の製造一筋という埼玉県越谷市にある「有限会社 八木下帽子」の2代目ご主人です。
親子2代にわたり、読売巨人軍の帽子を球団創設当時から2001年まで、約70年間作り続けていらっしゃいました。
また、高校野球では、強豪のPL学園、浦和学院など、八木下さんが作った帽子をかぶった高校は2000校を超えています。
「八木下帽子」の立場はあくまで下請けですが、匠の技にふさわしく、サイズを明記したタグに登録商標「G・KYK」のイニシャルが書き込まれています。
プロ野球や高校野球の名門校から信頼される「八木下帽子」の野球帽。その人気の秘密は、丈夫さとスタイルの良さです。
つばの裏には、縫い目によって描かれた半円の筋が18本もあります。つばの部分にしんを入れて丹念に針穴を開け、糸で結びつけてあるのです。
これは、密に糸で縫い付けておくと、つばを多少手荒に折り畳んで尻のポケットに押し込んでも、そこから出した瞬間、パッと元の形に復元し、美しく型崩れは一切しないからだそうです。
現在、「八木下帽子」では、記念の野球帽を1個からオーダーメイドしてくれるそうです。
お問い合わせ先は、埼玉県越谷市「有限会社 八木下帽子」
048-989-1515
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年05月20日 11:21