2009年02月18日
日本の匠
ゲスト:裁着袴作りの匠 富永皓さん
富永皓(とみなが ひろし)さんは、東京都江東区生まれで、現在74歳。和裁職人だった先代の跡をつぎ、江東区の新大橋で「富永和裁所」を営んでいます。
それとともに、大相撲の「呼出さん」が身に着ける「裁着袴(たっつけばかま)」を手掛ける、数少ない和裁職人のおひとりです。
この裁着袴は、横綱と大関に昇進した力士が、自分の四股名を刺繍して、ご祝儀として呼出さん全員に配ります。
現在、呼出さんは40名以上いて、昇進力士がでると、家族総出の忙しさになるそうです。
また、呼出さんの体型もさまざま。裁着袴は足首部分が締まっていているのが特徴で、ふくろはぎから足首にかけてのサイズが重要。富永さんのノートには、呼出さん全員の寸法が書いてあります。
そして、富永さんの跡を継ぐのは、次女の由紀さん。十年前から技を継ぐために一緒に仕事をしています。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年02月18日 11:50