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2009年01月29日

『詩吟』

『詩吟』をやってきました。

横浜のとある町内会館。

12~3人の60前後の方々。

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まず、先生から開口一番、
「エロ詩吟を期待してきたんだとしたら、違いますよ」

いきなり図星。

うろたえる清水。

「そもそもなんで興味を持たれたんですかな?」

「えーと、・・・日本人として・・・そのぉ・・・
伝統の・・・文化・・・えー・・・」

しどろもどろの清水。

「詩吟について知っていることありますか?」

「・・・あ、はい・・・平安時代・・・」

「そんなに古くはないです」

何も知らない清水。

エロ詩吟から入ってることがバレバレ。

まずは発声から。

「あえいおう~~~」

窓がビリビリ震えるほど通る声。

60前後とは思えない。

腹から出ているのだ、声が。

アングラ演劇でも明日からでも通用するよ、この人達。

順番に歌っていって、オレのターン。

「見様見真似でやってみてください」

本当に見様見真似でやりましたよ。

節回しとかムチャクチャ。

直立不動で歌うものなのに、
演劇の動きで手足バタバタ動かして。

歌い切ったら、なぜかの拍手。

先生いわく、「いい根性してるね清水さん。
何にも出来ないのに。普通は物怖じするよ。
だって出来ないんだから。それなのに前に出る。
大声で歌う。たいしたもんだよ」

バカってことじゃないか、それ!!

臆面の無いバカ者ってだけでしょ、それは!

褒めてんだか、けなしてんだかわからない。

そうこうしてるうちに、だんだん面白くなってくる。

初心者同士のバトル。

日本語のリズムと形式。

詩吟って・・・面白い。

汗をかきかき、無駄に熱唱する清水。

いつしか教室の人気者。

ていうか、皆さんから見れば、何十年ぶりかに見た、
「クラスに1人はいるバカ」だ。

「ムチャクチャだが、筋はいい」

その言葉を受けて、『巣鴨とげぬき地蔵通り』へ向かう清水。

聞いてもらいたいオレの歌。

見てもらいたいオレの勇姿。

今ならわかる、わかるよ親戚のオジさん。

法事や何やらで、酔って真っ赤な顔して、
うなっていたね、オジさん。

正直、ウザいなあと思っていたけど・・・今ならわかる。

オジさん、気持ち良かったんだね。

聞いてもらいたかったんだね。

青春してたんだ、そうだよねオジさん。

聞いてもらいたい、オレのうなり。

はやる心を抑えて、とげぬき地蔵へ向かったその先で、
待ち受けていたのは、冬の寒空と人生の先輩からの
厳しいダメ出しだったことを、その時の清水は、
知る由もなかった・・・。

(by 清水)

※今回、清水宏がお世話になったのは、
  詩吟教室『旦早流吟詠会』の横浜教室です。


☆清水宏ライブ情報

 タイトル:『清水宏の炎の演劇部!』

   ※このライブは『バカ演劇編』と『トーク編』の二本立てとなっております

 日時:4月4日(土)及び5日(日)

 開演時刻:「バカ演劇編」が、4月4日(土)の午後7時30分からと、
        5日(日)の午後1時からの2回
        「トーク編」が5日(日)の午後6時から
 
 会場:紀伊國屋サザンシアター(新宿)

 チケット:「演劇編」「トーク編」各3500円ですが、
       「演劇編」+「トーク編」のセットチケットですと、
       6000円となっており、1000円お得となっております。

      なお、ごぜんさま~リスナーの方でチケットをご希望の方は、
      メールで申し込むことが出来ます。

      チケットをご希望の方は、
      ①お名前(フルネームでお願いします)
      ②ご住所
      ③ご連絡先
      ④希望日時
      ⑤希望枚数をお書きの上、
      shimizu@twin-beat.comまでお送りください。


   ※こちらのライブに関するお問い合わせは、
     shimizu@twin-beat.com
     03-3325-7576(平日11:00~17:00)
     TWIN-BEATまでお願い致します。

投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年01月29日 12:09

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