今回は『社交ダンス』
片っ端から行きました、体験レッスン。
まず最初の失敗は、ジャージを持っていったこと。
・・・そんな人はいませんでした。
みなさん、ドレスやらオシャレなシャツやら着てました。
心許ない気持ちで、肩身の狭い清水の前に現れた美女。
やばい・・・また赤っ恥をかく。
・・・帰ろうかな・・・。
「じゃあ簡単なステップから始めてみましょうか」
体験レッスン担当の先生だ。
笑顔がまぶしい。
「・・・ハイ。」
さっきまでの逃げ腰はどこへやら。
吸い寄せられるように先生に対面。
「ずれて・・・下さい」
「え?」
「ずれて・・・下さい・・・真正面からずれて立って下さい。」
そう、オレは先生の魅力に吸い寄せられるように、
真正面にかぶるように立っていたのだ。
「このままじゃ踊れませんから(笑)」
(笑)なんて言っているが、正直ウザいし、
キモいってことだろう。
しかし、清水「・・・ハイ(ハート)」
(ハート)じゃねーよ!
ウキウキドキドキなんだなー、オジサンは。
先生の言うことを聞くのが嬉しいという状態。
完全にレッスンをデートとはき違える清水。
「スロー、スロー、クイッククイック・・・」
「スロー、スロー、クイッククイック・・・」
先生のカウントにハモる清水。
「あ、いいですよ。繰り返さなくて・・・」
先生にしてみれば、私のカウントに勝手に寄り添うな、
といったところだろう。
でも、ウキウキするな、という方がムリですよ。
だって、ピタッと体をくっつけて、
顔なんか20cmくらいしか離れてない。
普段、そんな距離になること滅多にないでしょ。
しかも美人と。
「顔は外に向けてください・・・」
顔見るなったってムリですよ、そりゃ。
完全に恋人気分になり、浮かれる清水。
そう、『社交ダンス』とは、『擬似恋愛』のことなのだ(???)
「清水さん、スジがいいですよ」
終わって、先生が仰るには、他に惑わされない、
自分のリズムを持ってらっしゃる。
(・・・つまり、自分だけのリズムで踊ってる、
音が聞けてないってこと)
情熱的な動きをなさる。
(・・・つまり、ウザいってこと)
とにかく、褒められるところを見つけて褒める。
悪くいったらキリがないからだ。
それを真に受ける清水。
「ありがとうございます!」
よーし!
いつか先生をオレのパートナーにして、踊りまくるぜ!
そのままのハイテンションで、
新宿コマ広場のダンスホールに乗り込む清水。
パートナーと一緒に来ている女性ばかりで、
一人で来ている(“フリー”というらしい)のは清水だけだ。
「関係ねえ。パートナーなんか現地調達だ。
『Shall we dance!?』だぜコノヤロー」
完全にボタンを2つずつ掛け違えた清水を
待っていた悲劇とは!?
※次週予告
『Shall we danceを断られまくりングスーン!!』
『おふくろ位のお歳のご婦人に誘われて、
40分も付き合わされングスーン!!』
『結局一人あぶれ、誰もいなくなったダンスホールで、
15人編成のバンドの演奏をバックに、
エアパートナー相手の、エアダンスを踊りまくりングスーン!!』
※今回、清水宏がお世話になったのは、
本厚木にあります『フジイダンススクール』と、
下高井戸にあります『桧山ダンススクール』です。
(フジイダンススクールの田中先生と清水宏)
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年11月20日 11:39