2008年11月26日
日本の匠
ゲスト:熊手作りの匠 吉田京子さん
吉田京子さんは、東京都・台東区生まれの51歳。江戸時代からの伝統的な技法を受け継ぎ、浅草大鷲神社の「酉の市」だけで売られる「宝船熊手」を作る名職人です。現在、お母様であり、大正10年生まれの店主・吉田啓子さんとともに熊手屋「よし田」の看板を守り続けています。
今年は三の酉で、11月5日、17日、29日。例年通り大勢の人で賑わい、若い人達も目立っているそうです。
「よし田」の熊手は「宝船熊手」と呼ばれ、しめ縄でかたどる宝船の上に縁起物や七福神が並び、竹、わら、紙など自然の材料を使い、開運招福を願いながら一つ一つをすべて手作り。大小1500本~1600本の熊手を1年がかりで作っています。
いちばん神経を使う作業は、七福神の顔を描く作業(面相描き)。
神様を描くのだから、いい加減にはできない。七福神の顔を描くときは、まわりに人がいないときを選んで集中しているそうです。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年11月26日 11:55