2008年11月12日
日本の匠
ゲスト:太鼓作りの匠 松本通男さん
松本通男(まつもと みちお)さんは、千葉県香取市のお生まれで、現在51歳。
香取市に工房を構える「松本太鼓店」の四代目で、300年の伝統をもつ「佐原の大祭」の「佐原ばやし」で演奏される、伝統の「佐原太鼓」作りの名職人として知られています。
松本さんは、大太鼓から鼓まで幅広く製作され、その音質は、多くのはやし連や奏者に、定評があります。また、「佐原太鼓」の保存・普及にも努めてられており、松本さんが作る「佐原太鼓」は、千葉県の伝統的工芸品に指定されています。
太鼓作りは、ケヤキの原木を寝かせ、成形してからも自然乾燥に時間がかかります。材料を手に入れてからお金になるまで3年はかかるそうなんです。
また、太鼓の音は打って良くなるもの。使い始めてから3年ほどで本来の音になり、その最高の状態が10年、20年と続くように計算して張りを調整してあるそうです。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年11月12日 13:04