今回は『高級ホテルのバー』
麻生総理がよく行くという、老舗ホテルである
『ホテルオークラのバー』に。
(この格好でも、温かく迎え入れてくれました)
まず、インターネットで検索。
この時点で『ホテルニューオークラ』と思い込んでいる清水。
すぐに検索エンジンから「『ホテルオークラ』か、
『ホテルニューオータニ』じゃありませんか?」と、
親切な訂正が入る。
地下鉄虎ノ門駅から徒歩。
徒歩で行くのはオレぐらいだろう。
普通は車だ。
アメリカ大使館脇のおまわりさんに、
「ご苦労さま、ご苦労さま。え、オレ?
ホテルオークラ。・・・え?常連、常連」
一人、勝手に見栄と虚勢を張りながら、
ことさらに胸を張って坂を上がっていく。
「なめられちゃいけない」
1人前2000~3000円の大衆居酒屋が
テリトリーの清水にとって、
「高級ホテルのバーで飲む!」ということは、
それだけで一つの戦い。
存在をかけた幻魔大戦だ。
ホテル玄関のベルボーイに、
「時にはホテルのバーで飲みたくってね」と、
クドクドしく言い訳する清水。
ロビーを通り過ぎ、バーに入る。
「いらっしゃいませ」
バンドTシャツに破れジーンズなのに・・・
40過ぎてどんな格好してても気にしない流石の清水も、
琥珀色の灯がともる店内で、
これほど見かけを気にしたことはない。
「一杯飲んだらすぐ出よう」
カウンターで固まる清水に、
「なにお飲みになりますか?」と、バーテンダー。
すかさず、「メニューください」
自分でも聞いたことのない、フランク永井以上の低音ボイス。
仕事でも滅多に使わない音域。
もはやAMラジオじゃない、FMの声だ。
なめられちゃいけない・・・
少しでも自分を高く見せるために声を低くする。
メニューに載ってる価格は、3000円、2000円・・・
オイオイ・・・ビールが一杯¥998!・・・これしかない。
「ビール・・・そして、チェイサー」
ビールにチェイサーって・・・
ところが、「かしこまりました」
普通にソフトな対応。
さすがは、『ホテルオークラのバー』
懐の深さは、まるで漆黒の闇の如しだ(意味不明)。
・・・果たして清水の、そして、
『ホテルオークラ』の運命は!?
・・・カミングスーン!!
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年11月06日 11:51