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2008年10月15日

日本の匠

ゲスト:印章彫刻の匠 伊藤睦子夫さん

伊藤睦子(いとう むつこ)さんは、台東区千束のお生まれ。
高校をご卒業され、昭和38年から、お父様の跡を継いで、印章彫刻師の道を進まれます。
現在、「伊藤印房」を営まれており、そのお仕事のなかで、自然の木を素材とした印章作りを考案。大きな注目を集めることになります。平成8年「台東区優秀技能者」に認定され、平成16年「東京マイスター」の知事賞を受賞。また、昭和63年に「江戸女職人の会」を結成され、会長に就任されています。

伊藤さんが、自然の木を素材にした印章を彫るきっかけとなったのは、箒作りの職人さんから、「昔はお茶の木で判子を作った」と聞いたこと。お茶の木は木目が細かく、印章作りに向いているとか。
他にもいろいろな自然木を使い、実際に彫ってみたら、1本1本、握る柄も印判も形が違い、面白いと思ったそうです。
初めのうちは文字だけを彫っていたのですが、しばらくして干支などの絵柄も彫るようになったそうです。

伊藤睦子さんの著書『自然木が面白い 小枝で印づくり』は、日貿出版より発売中です。

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投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年10月15日 11:36

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