2008年08月20日
日本の匠
ゲスト:女子プロボクサーの匠 富樫直美さん
富樫直美(とがし なおみ)選手は、ワタナベボクシングジム所属、1975年生まれの33歳。
7月13日に韓国で行われたWBC女子ライトフライ級暫定王座決定戦で、韓国の金珍(キム ジン)選手を3―0の判定で破り、日本ボクシングコミッションが女子プロを公認後、日本の女子選手として、初の世界王者となりました。
アウェーで行われた世界戦。富樫選手は1週間前から夏休みを取っていましたが、直前に右手首を負傷、また38度を超す高熱に悩まされていたそうです。しかし、相手のボディーを中心に攻め終始試合をリード、みごとな勝利を収めました。
そんな富樫選手は、都内の病院に勤務する助産師。これまでに300人以上の赤ちゃんを取り上げた腕で、世界の頂点に立ちました。
富樫選手は、助産師になって6年。3交代制の総合病院の産婦人科に勤務。夜勤では翌朝8時半まで働き、午前11時から5時間ほど仮眠をとって夜の練習に備えているそうです。
今秋には、正規王者である、タイのセムサン・ソーシリポーン選手との統一戦が実現するかもれません。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年08月20日 12:05