2008年08月06日
日本の匠
ゲスト:野菜菓子の匠 丸山壮伊知さん
丸山壮伊知(まるやま そういち)さんは、東京都・墨田区生まれで、現在53歳。
江戸時代より伝わる伝統的な製法で、「野菜菓子」を作る老舗、「向じま 梅鉢屋(うめばちや)」の三代目のご主人です。
「野菜菓子」とは、新鮮な野菜をそのまま菓子に仕立てたもの。
代表的なものは大根、ニンジン、ゴボウ、ショウガ、シイタケ、昆布などで、それらの野菜を種類別に、砂糖で煮詰めます。
また、江戸時代から伝わる伝統的な素材だけでなく、ゴーヤやセロリなど新しい野菜の砂糖漬にも挑戦されています。
作り方は、1日かけて、野菜の水分で少し糖度を薄め、水分が蒸発したところで砂糖を投入して、少し濃度が上がったら火を止めて1日ねかし、翌日また火にかけるという作業を繰り返します。この手順は、野菜によって異なり、大根などはできあがりに5、6日かかるそうです。
「梅鉢屋」は、向島のはなみずき通りにお店があり、気軽に「野菜菓子」と飲み物がいただける喫茶もあります。
★「向じま 梅鉢屋(うめばちや)」のお問い合わせ先は、
東京03―3617―2372
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年08月06日 13:26